病院へ〜注腸検査(大腸バリウム検査)〜

今日は、恐怖の注腸検査(大腸バリウム検査)の日。
昨日から検査のための準備がはじまった。

まず、検査食を食べる。内容は、朝;鮭入りのお粥〜昼;中華風お粥〜3時;クッキーと粉末ジュース、オレンジとリンゴ味2袋〜夕方;コーンポタージュ。味はすこぶるおいしいとは言えないが、まあまあ食べられた。

そして、いよいよ下剤投入!!

まず20時にマグコロールP(甘くて飲みにくい)、1時間後の21時にラキソベロンコップ一杯に全滴。
ラキソベロンを飲む直前におなかに違和感あり!なんとかラキソを飲み、トイレへかけこむ。
すぐに大量の水様の下痢。その後もだらだら下痢がしばらく続き、トイレから出られず20分近くこもっていたと思う。この1回目が一番の山場だった。この日は計3回トイレに行くが、なんとなく出きらないまま就寝。

朝もおなかの張りが残っておりトイレに行くがあまり出ないまま家を出た。
予約は病院10:00着で10:20検査の予定。そして、9:50頃到着。          10:20過ぎるが呼ばれるまでしばらく待つ。

この病院は全体的にこじんまりしていて、検査室やレントゲン、内視鏡など短い廊下の両サイドにいくつも部屋があるため、一般の内科などの検査、診察の患者さん達も廊下のベンチでたくさん待っていた。
そんな中、奥のレントゲン室と思われるところから、青い検査着を着た女性が出てきて、少し恥ずかしそうにトイレへ。
たぶん、私と同じ検査をしたであろうと勝手に推測(予約とる時に自分の前に1人?予約が入っていたし)      ううっ!あの、人がいっぱいいる中、検査着で一人通るの辛いなぁ、などと緊張しながら考えていた。

しばらくして自分の名前が呼ばれる。
やっぱり、さっき検査着の女性が出てきたとこだ!
レントゲン室を入るとすぐ右手にカーテンでしきられた小さな更衣室があり、検査着とお尻に穴のあいたパンツ(トランクスタイプのでかい青パンツ)の着用方法、注意事項の説明を受けて、いそいそと着替えた。(一応不正出血があるが大丈夫か確認、大丈夫だが気になるならナプキン着用OKとのこと、一か八かなしでパンツをはく)







着替え途中で、先程トイレに行っていた女性が戻ってきたが、私が着替え中のため、廊下で待たされていた。申し訳ない!
着替え終了、すぐに隣の部屋へ。

まず、大腸の働きを止めるため、注射!!
しかも、筋注だぁ。痛いよ〜これわ。どきどきして固まって待っていると可愛らしい看護士さんが登場、筋注の説明。「痛いですよぉ」と左肩にブスッ。やっぱり痛い、でもまだ薬入ってない!さらに「薬入りますよ」と、痛み増強! 「痛いですか?」と聞かれたので、素直に「痛いです!」と答えてしまった。もちろん「でも大丈夫です」と付け加えたが。筋注終わったあと「揉んでください」と指示。実はこっちの方が痛かったかも。最後に「頑張ってくださいね」と優しいお言葉!ありがとうございます!
いよいよ検査。担当は男性の技師さん。バリウムをお尻から注入(この管で入れますと見せてもらった)、空気を入れるのでおなかが張ること、いろいろな体位に動いてもらうこと、検査時間は約15分〜20分との説明を受ける。

リハビリのティルトテーブルのような検査台に、立ったまま乗り込む。そのまま台は一旦平坦になり、横向きになるよう指示。

ここで、チューブを肛門へ挿入。嫌な違和感、さらに中でバルーンのようなものを少しふくらませると、また嫌な感覚。そして、すかさずバリウム注入、続いて空気が入った。思っていた程、バリウムをたくさん入れられなかった。空気も苦しくない。

それでも、肛門のあたりを意識するとちょっと辛いかなと思っていたが、技師さんは部屋を出て隣の部屋へ、すぐに検査が始まった。機械を操作しながらマイクで指示を受ける。

じっとする間がないくらい、仰向き、左右横向き、うつ伏せ、ちょっと左(右)など動くことに集中で辛さはあまり感じなくなった。しいて言えば、検査台が平坦から立つぐらい起こされた時ににバリウムが下に下がるからかおなかの不快感があったぐらい。ベルトもなく台がたったり、頭の方が低くなったりと動くので必死に手すりにしがみついていた。

ちょうど頭側にモニターがあって、自分の大腸が移っているのがちらちら見えたが、じっくり見る余裕はなかった。



腸の中でバリウムを流しながらの撮影なのかゆっくり動くよう指示された。指示に従うのに必死で結構早く検査が終わったように感じた。
検査後は、技師さんからこのままトイレへ行くよう指示。ガスばかりであまりバリウムは出ないから落ち着いたら帰ってきてくださいと説明を受ける。
そして、いよいよ検査着のまま廊下を通りトイレへ。ちょっと恥ずかしかったので少し小走りになってしまった。

トイレ、着替え終了後は、別の技師さんから「先生の説明があるから待っていて」と診察and検査室の前へ誘導される。
しばらく待つと中へ通され、先生のところへ。
おそらく消化器科の先生。画像を見せながら丁寧に説明してくれた。まずは正面で大腸全体の写真、次いで、いろいろな方向から撮った写真。
結果は大腸は問題なしとのこと。子宮内膜症の患者さんは、直腸やS状結腸に問題があることが多いそう。そこも大丈夫とお墨付きをもらった。バリウムについてはできるだけ抜いたが少し残っているので今日は水分をたくさんとるよう説明を受けた。

検査中は、想像していたより辛くなかったが、会計待ちやバス待ち、バスで駅に向かう途中がすごく辛かった。おなかは張り、もよおしそうなのを必死に耐え、なんとか駅のトイレへ駆け込んだ。


その後、一旦、橋本まで戻り、頑張ったプチご褒美に、ミスドで担々野菜麺ドーナツセットを食べた。1日半ぶりのまともな食事!おいしかったぁ。
食後は、橋本をウィンドウショッピングするが、おなかがすぐに張り何回もトイレへ駆け込んだ。

・・・実は、20歳前後の頃に一度、この大腸バリウム検査をやったことがある。しかも、大学病院で研修医みたいな人がいっぱいいる中で。しかも器具?を肛門に入れるのは痛いし、上手くおなかに空気が入らなくて、パンパンになったカエルのおなかぐらいじゃないかと思う程、何度も何度も空気を入れられ、とても苦い経験をしている。その記憶が強すぎて、今日の検査は怖くて仕方なかった。
でも、今日は、技術も進歩したんだろうけど、上手な技師さんに当たって本当に良かった。
本当になが〜いなが〜い半日でした。

やっと終わったぁ〜o(^-^)o