舞台『春琴』2回目の観劇

千秋楽、観にいってきました。これで、本当に最後なんですね。悲しい〜。


今日は前から8列目端の方の席でしたが、舞台全体が見渡せました。ほとんどの時間が暗い中での演技になるので、ちょっと見にくいかなぁとも思いましたが、前回、最前列で役者さんたちの細かい動きや表情は見ていたので、私的には大丈夫でした。


やっぱりいい!本当に凄い舞台です。


一人一人の役者さんの呼吸が乱れることなく粛々と舞台は進んでいきます。


とくに、大人になった春琴が人形(最後は人形役を役者さんがやっています)から深津さんへと入れ替わるシーンは何度見てもゾクゾクします。しびれます。今回はじめて気づきましたが、入れ替わる直前から三味線をお弟子さんへ教えている人形春琴から、ちょこちょこ深津さんが姿を表すシーン(『下手くそ!』と怒鳴りつけるシーンなど)には、演出の緻密さを改めて感じました(他にもいっぱいいっぱいすごいなと感じる部分はあるんですがもう書ききれません)。


東京公演千秋楽。最後のカーテンコールは、もうスタンディングオベーションです。鳴り止まないたくさんの拍手。こんなに思いのこもった拍手は私も初めてです。この舞台の素晴らしさを物語る瞬間だったと思います。本当に凄い舞台です。


あ〜、もう観れないのが本当に残念です。こんなに素晴らしい舞台には、もう巡り会えないかもしれませんね。