舞台『BENT』

今日は昼から世田谷パブリックシアターにて舞台観劇です。

楽しみにしていた佐々木蔵之介さん、北村有起哉さん出演の舞台『BENT』。

ナチスドイツで迫害を受けた同性愛者の物語で、なかなかハードな内容でした。

佐々木蔵之介さんは今回が2回目の舞台観劇。かなり身体を鍛えられていて、北村さんどもども丸刈りだったのが衝撃的でした。

北村さんも10kgほど減量したそう。お二人とも上半身裸体になるシーンがあります。役者さんはやっぱりハードで厳しい仕事です。

物語の内容を知らないまま、舞台を観たため、いきなりの男同士のキスシーンや同性愛者の話であることにちょっと衝撃を受けながらも、徐々に話にのめり込んでいました。

収容所で不利な立場になるのにも関わらず同性愛者を貫いた者、一番身分の低い同性愛者を拒絶し本来の己を隠してユダヤと嘘をつく者、恋人を殺され、先の見えない収容所での生活。人を人と見ない簡単に虫けらのように殺してしまうナチス。難しい役所をお二人が見事に苦しい気持ちを感情を表現されていたと思います。

ハードな話ながらも、時にちょっとした笑いあり、でもやっぱり最後はハッピーエンドにはならない、時代のせいだけでは片付けられない残酷で、なんともやるせなさの残る舞台でした。

《舞台情報》

ストーリー

舞台はナチス政権下のドイツ。ナチスユダヤ人を大量虐殺した事実は広く知られていますが、その残虐極まりない時代に、ユダヤ人ではなくても過酷な運命を強いられた人間たちがいました。

 ユダヤ人がダビデの星、つまりは黄色い星を胸につけることを強要されていた同じとき、胸にピンクの星を付けることを強要され、虐殺されていった人たち。それは同性愛者だったのです。その数は実に25万〜30万人にも及んだといいます。黄色の星の運命よりもさらに過酷な扱いを受けた人々の、知られざる事実。

 この「BENT(ベント)」は過酷な運命に翻弄された一握りの人々を描いた、いつの時代にも訴えかける究極の愛の物語。


公演日程:2016年7月9日 (土) 〜2016年7月24日 (日)

会場:世田谷パブリックシアター

作:マーティン・シャーマン
翻訳:徐賀世子
演出:森新太郎


キャスト
佐々木蔵之介 北村有起哉 新納慎也 中島 歩
小柳 友 石井英明 三輪 学 駒井健介 / 藤木 孝


鑑賞日時:2016年7月10日 (日) 14時の回

14:05〜16:35(過ぎていたような?)
途中休憩15分


2階席でしたが、一番前でほぼセンターブロック、舞台を真っ正面からしかも全体を見渡せるいい席でした。ちょっと足元が狭かったけど・・・。

カーテンコールは2回でした。ちょっと寂しかったなぁ。


劇場到着後、真っ先に撮影しました!