舞台『ヒトラー、最後の20000年〜ほとんど、何もない〜』

久しぶりにケラさん演出の舞台を観てきました。

どういう因果か先月のBENTと今回の舞台、ナチスドイツが舞台の背景にありますが、今回の舞台はBENTとはまったく違います。違うというより、バリバリコメディです。

全然前情報なしで観たのですが、そのはちゃめちゃぶりに頭からずっと大笑い。

正直もうお話の内容は覚えていません!それぐらいコメディ要素のみ、あまりのはちゃめちゃ加減に、久しぶりに人前で手を叩いて大笑いです。強いていえば大好きな犬山イヌコさんが普通の役に見えたのか物足りなかったかな。

最後は全裸の誇張した?ボディースーツ(か?)になって踊ったり、内容がほぼない!デタラメっぷり。

観客を巻き込んでの掛け合いなんかも大いに笑えました。何度か指名され巻き込まれていたB12番の席の方はドキドキしたんではないでしょうか。

今回みたいに心揺さぶられ考えさせられる舞台ではないけれど、見終わって気持ちがスカッとする舞台もいいものです。

役者さんがみんなイキイキ演じていたのがとっても印象的でした。

《舞台情報》

〈公演内容〉
“この上なく狂暴、きわめて不毛”と2007年の演劇界に大きな衝撃を与えた『犯さん哉』。
“前作のデタラメをさらに徹底的に極める“と宣言した2011年の『奥様お尻をどうぞ』。
鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチと怪優古田新太、これまでの強烈な2作品に続く、
ふたりの悪巧みの行く末は如何に!?
詳しくは覚えてないが、「ヒトラー 〜最期の12日間〜」といったような題名の映画があって、これをもっとスケール・アップしてみたのである。20000年と言ったら相当膨大な時間だ。

私自身、時間が経ち過ぎていて、その頃のことはあまり覚えていない。

靄のかかった記憶の中から、必死に「今、語るべきドラマ」を紡いでいければと強く思う。

もっとも、出来上がった舞台には、ドラマなんて皆無だろうが。

なにしろ、ほとんど、何もないのだ。

作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ

〈キャスト〉
古田新太成海璃子賀来賢人大倉孝二入江雅人、八十田勇一、犬山イヌコ、山西惇

〈公演期間 劇場〉
2016年7月24日(日)〜8月21日(日)
東京都 本多劇場 

2016年8月27日(土)・28日(日) 
福岡県 北九州芸術劇場 中劇場

2016年9月1日(木)〜4日(日) 
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

2016年9月10日(土)・11日(日) 
新潟県 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場

〈観劇日時〉
2016年8月7日(日)
14:00〜16:20過ぎ
休憩なし、カーテンコールは1回だけでした〜。


古田さんのコートの下はパンツ一丁!『チン!』とベルがなると3人の人格に変わるのです。


このお二人も好演していました。



このあと、あの衝撃の踊りが!!