日にちが前後してしまいましたが、27日に観てきました！ナイロン独特の映像の使い方、ケラさんのストーリーの構成をいつも楽しみにして行きますが、いつも裏切らない素晴らしい舞台に感激してしまいます。この舞台は再演作品になります。
今回は大好きな犬山イヌコさんと峯村リエさんが主演です。これだけでも嬉しくなります。
犬山イヌコさんの独特の声と峯村リエさんの天然のような独特の雰囲気がものすごく作品にあっていてとても良かったです。
ストーリー自体はとても悲しいお話なんですが、二人の女性の友情を軸に、現在から過去、本人の幼少期から晩年、そして二人の子どもたちへ、時代を行ったり来たりと目まぐるしく場面展開し、観ている側も集中力が要されます。さすがケラさんです。
途中15分休憩が入る、3時間半を越える長丁場。ちょっと座っているのが辛かったですが、それ以上に素晴らしい作品でした。
《舞台情報》
作・演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演：
みのすけ 大倉孝二 松永玲子 村岡希美 長田奈麻 廣川三憲 安澤千草 藤田秀世
猪俣三四郎 菊池明明 小園茉奈 木乃江祐希 伊与勢我無／
〈東京公演〉
2018年4月7日（土）～4月30日（月・祝）
会場：東京都 下北沢 本多劇場
〈兵庫公演〉
2018年5月3日（木・祝）、5月4日（金・祝）
会場：兵庫県 西宮 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
〈豊橋公演〉
2018年5月8日（火）、5月9日（水）
会場：愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
〈松本公演〉
2018年5月12日（土）、5月13日（日）
会場：長野県 まつもと市民芸術館 実験劇場
《観劇日時》
2018年4月28日(土) 18：30～22時過ぎ(だったような)
～幸せとは言えぬ亡くなり方をした方々の、その人生を引っくるめて「悲惨」と称してしまうことへの反発と、そう称されてしまう人生たちへの擁護だった。「終わり良ければ」は人の一生には当てはまらないのではないか。別の言い方をすれば、そもそも悲惨でない人生なんてないんじゃないか。そんな気持ちだった。～公式ホームページより抜粋
ケラさんの想いを私たちは舞台という形でメッセージを受け取る。単純な友情と二人の家族の一生の話ではなく、深いテーマを考えさせられる作品でした。
