土曜日に行われた東京2020公認プログラム『東京2020オリンピックに向けた“自転車ロード競技の魅力に迫る”トークイベント in TAMA 〜世界のONEKAN オリンピックへの快走〜』に参加してきました。
多摩市は東京オリンピック自転車ロードレースのコースの一部になっていて、東京都内では最長距離になる11.8kmを担っています。今回のイベントでは、ゲストお二人のお話をメインとして、多摩市内のコースについても動画で見ながら、ゲストの土井雪広さんが解説してくれました。
多摩市内はコース全長の前半部分、くねくねとコーナリングがかなり多くて、国・選手同士の駆け引きが見れたり、なかなか動きのありそうな位置にあるようです。
ゲストのお二人、沖 美穂さん、土井 雪広さんからはともに、現役を引退されていますが、世界で戦ってきた経験と選手目線から、多摩市内のコースの見所、オリンピック記念に写真に納めたいなら緩やかな長い坂のある地点だとか、スピード感を感じたい、プロフェッショナルのコーナリングを見るのかなどのお話を聞けたり、コースを見ながら、住宅地あたりのコースは道路が荒れている(土井さんから、多摩市長に改善しないのか聞いていました!)ので、パンクなどを起こしやすい、尾根幹線は綺麗で走りやすい、沖さんからは、初めて多摩市内のコースを動画で見て、景色がキレイ、スイスに似ていると言ったお話を聞けました。
コースや見所以外にも、日本ではマイナー競技である自転車ロードレースについて、基本的なことなど初心者でもわかりやすく話していただき、どのオリンピックでも大会2日目(と言っていたと思います)に自転車ロードレースが開催される理由や、競技中は自転車上で、食事もトイレも着替えもすべて行うこと、個人競技というよりチーム競技であること、エースの選手にたくさんのサポートの選手がついたり、すぐ後ろからサポートカー(替えの自転車やホイール、水分、食料なども積んでいるそうです)がついていたり、オリンピックのように1日で終わるレースや何日もかけて走るレースがあったり、日本でのレースや世界でのレースの違い(日本は公道を走ることが少ない、バンクを走るレースが多い)など、興味深い話をたくさん聞くことができました。
あっという間にイベント終了、その後、すぐとなりの会場で開催されていた特別展を少しのぞいて帰路に着きました。
選手目線でのお話を聞く機会はなかなかないので、とっても勉強になり楽しくイベントに参加できた貴重な時間になりました。
《イベント情報》
東京2020公認プログラム『東京2020オリンピックに向けた“自転車ロード競技の魅力に迫る”トークイベント in TAMA 〜世界のONEKAN オリンピックへの快走〜』
日時: 平成31年3月16日(土曜日)14時~15時30分
場所: パルテノン多摩 小ホール
講演者
沖 美穂 氏
元プロ自転車ロードレース選手、2000シドニー・2004アテネ・2008北京オリンピック自転車女子個人ロードレース日本代表
土井 雪広 氏
元プロ自転車ロードレース選手
《特別展》
日時
平成31年3月16日(土曜日)13時~17時 、17日(日曜日)10時~17時
場所
パルテノン多摩 特別展示室 ※入場無料
展示内容
ロードバイク、航空写真(市内コースの紹介)、オリンピック・パラリンピックフラッグ、オリンピック聖火リレートーチ、その他オリンピック・パラリンピック関連の展示(予定)
会場のパルテノン多摩
配布されたパンフレット
多摩市内のコースです
男子のコース全長。全体の見所はやっぱり、山登り。
女子のコースです。男子より距離は短くなります。
特別展に展示されていた聖火リレートーチです。こちらは2018年ピョンチャンオリンピックのトーチ。
2016年リオデジャネイロオリンピック
2004年アテネオリンピック
1964年東京オリンピック。これは感動しました。