第36回富里スイカロードレース レポ2

いよいよレース編です。前半は久しぶりにブラックな内容になっています。

 

9:45、ウェーブスタート第1組目の号砲。


私の今大会の位置付けは今の10kmの走力を知ること。コンディション・モチベーションともに良くはないなか、今の力で自己記録にどれぐらい近づけるかという目的がありました。

 

しかしながら、走り始めてすぐに、スタートの位置取りを失敗したことに気づきました。

 

そう、全然進まないんです。

 

あれ〜、ここに並んでいるのは申告タイム1時間以内じゃないの!

 

忘れていました、この大会、ファンランが多いことを。

 

見るからににわかランナーらしき人が前方に多数。久しぶりにイライラするスタートになってしまいました。

 

こんなモヤモヤした気持ちは、この後、長い距離に渡り続きました。

 

という感じだったので、なかなかペースはあがりません。

 

しかも、前方スタートののんびりランナーさんの合間をぬう走り、久しぶりの蛇行走行。これでかなり体力を消耗されました。


ごみごみした混雑、蛇行走行は約3〜4kmぐらい続いたでしょうか。

 

やっと周りのランナーが同じペースで落ち着いた頃には、正直気持ち的には下降ぎみ戦う意欲はなくなっていました。

 

ただ、体力的には、6月に長距離練習を何本か入れていたり、5月の富士裾野高原マラソンや6月のキンメマラソンでハードな坂道コースを走ってきたので、前半は苦しさはなく走れていました。

 

スタート突っ込まなかったのが良かったのかもしれません。でもそれ以上に、蛇行走行で消耗した影響が大きく、ペースが全く上がらない。

 

そんな走りで、いよいよ後半戦。5km過ぎたあたりから、少しづつキツくなってきました。

 

さらに不安要素が勃発。実は、天候の影響もあり、爆弾を抱えている頚の調子が良くなく、走りながら頚の後ろが嫌な感じでギクギクしていました。右腕の痺れもやや強めに出てきている、かなり不安を感じながらの走り。

 

頚に違和感を感じるたびに、頚の位置を気にしながらフォームを直してみたり、なんとか症状がこれ以上出ないよう、でもペースは落とさないよう走り続けました。


距離が進むうちに、徐々に苦しさは増していきます。次に目指すは8.5km付近の給スイカ所。


そして、やっと8.5km付近の給スイカ所に到着。『走りに集中、スイカは走ったあとに』と始めから決めていたので、ここはスルーするために、給スイカ所のない左側を走っていると、ここで事件が発生しました。


私が走る直前で、走り込んでいそうなタンクトップに短パンの男性ランナーさんがスイカを持ってコースを横断してきたのです!


気づいたときには回避不能、加速して走っていた私とまともにぶつかってしまいました。

 

きっとスイカに気をとられてしまったんでしょうね。

 

まともにぶつかったのは、痺れの出る右腕から肩。右腕を強打したというショックはありましたが、ぶつかるとわかって一瞬のうちに身構えていたようです。転倒することはなく、なんとか相手の方も私も怪我はなく無事に済みました。


ぶつかったことへのドキドキが収まらぬまま、再び走り始め、後半の山場、キツイ坂道へ突入しました。


この坂道はキツイですが、距離は短く、直近でこれ以上の地獄(キンメマラソン)は経験済みだったので、余裕とまではいかないけどなんとかクリア。あとは、ゴールまで1kmちょっとを残すのみ。

 

ただ、ここからが長かった。もうペースを上げる余裕はなく、呼吸もMAXに苦しい!沿道の応援が増えるなか、もうゴールまで顔は歪みっぱなしでした。

 

苦しみに苦しんだ末、ようやくフィニッシュ。

 

記録は

 

グロスタイム 51分22秒

ネットタイム 49分36秒

 

全然ダメダメな結果でした。

 

まぁ、私の戦略の甘さとスピード不足が原因なのは明白だったので、次に繋げようとすぐに気持ちを切り替えられました。

 

そんなダメダメレースでしたが、ゴール後の動き方(戦略?)は成功でした。


ゴールして休むことなく、荷物を受け取り、着替えへ直行。更衣室もトイレも空いていて、ゆっくり着替えが出来ました。

 

その後、スイカ食べ放題エリアへ。


2切れずつ渡されるスイカをゆっくりいただきました。着替え終わって一息ついていたので、おなかも余力ありでスイカを堪能。この後、3往復もスイカをもらいに行き、スタート前に食べたスイカと合わせると、なんと10切れもスイカをいただいてしまいました!大満足です。

 

ちなみに、汗を拭いたスポーツタオルがここで大活躍。着替え後、汗が止まらないので手に持っていたのが良かったようで、スイカを食べたあとの濡れた手を拭くのに使えました。

 

イカを食べてもまだまだおなかは余裕あり、屋台でオム焼きそばを購入して昼食。この大会の参加では初めてレース後、ゆったり過ごせた気がします。

 

のんびり過ごして、どんな屋台が出ているのかとひとしきりブラブラ。ちょうど、帰りの東京行きのバスが出発する時間になったので、そのまま帰路に着きました。

 

久しぶりの富里スイカロードレース。レースでは苦い経験もありましたが、甘いスイカをたくさんいただいて、お祭り気分を味わえて、楽しい1日を過ごすことができました。

 

 


最後に、

大会関係者の皆様、ボランティアスタッフの皆様、ランナーのサポート、そして、たくさんの甘いスイカ、本当にありがとうございました。

 


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スタート前のゲート付近。この撮影のあと、かなり後方へ移動、これが裏目に出るとは・・・。


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富里スイカロードレースはほぼワンウェイコース。自然豊かな富里のほのぼのした風景を堪能できます。


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レース後のスイカ食べ放題エリアならぬ『スイカサービスコーナー』


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夢のようなたくさんのスイカ。次々と並べられ、テーブルの上のスイカが無くなることはありません。


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イカ担当のスタッフさんが『どんどん食べて〜』と2切れずつ配ってくれたり、ランナーが好きなように持っていけたり。スイカ祭り状態です。


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レース後の出店周りはこんな感じ。他にもたくさんの出店(同じようなものも結構ありました)があり、スイカサービスコーナーとともに全体的に人が分散されていたので、一部の出店以外はさほど待つことなく購入できます。

 


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こちらは朝イチスイカの試食をいただいた、農協さんのテントです。


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東京行きの直行バスは帰りは丸の内口側に到着します。やっぱり、こちらから見る東京駅はカッコいい。

 

富里帰りのランナーさんは、購入した箱入りスイカやビニールの手提げ袋(いわゆるスーパーの)に入ったとうもろこし(6本入りなのでかなりモサッとしています)を手にしている人もいて、バスから降りたら変な集団になっていました。なかなか面白い絵になっていたと思います。私もとうもろこしを持って帰宅。袋からなかなかの数のとうもろこしの先端が見えて、重たいのに下に下ろせないし、ちょっぴり恥ずかしかった。


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そんな苦労の末持ちかえって食べたとうもろこしは、甘くてとっても美味しかったです!