舞台『奇跡の人』


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25日の昼公演で観てきました。

 

今回観劇した舞台は、言わずと知れた不朽の名作、家庭教師アニー・サリヴァンと三重苦の少女ヘレン・ケラーを題材にした『奇跡の人』です。


休憩を2回はさむ3時間以上の長丁場の舞台でしたが、アニー・サリバンを演じた高畑充希さんとヘレン・ケラーを演じた鈴木梨央さん、2人の格闘する演技、最後のヘレンが『水』という言葉を知る瞬間の迫真の演技に引き込まれるように見入ってしまいました。

高畑充希さんの安定した演技。そして、見えない、聞こえない、話せない三重苦という難しい役どころの鈴木梨央さんは、本当に素晴らしい表現力をもってヘレンを見事に演じきっていました。

 

この二人の演技のコラボレーションが最後の迫真の演技を生んでいたのでしょうか。本当に素晴らしい舞台でした。

 

《舞台情報》
ストーリー

アラバマのケラー家。 アーサー・ケラー大尉(益岡徹)とその妻ケイト(江口のりこ)がベビー・ベッドを心配そうに覗き込んでいる。 1歳半の娘ヘレン・ケラー鈴木梨央)が熱を出したのだ。 やっと熱が下がり安心したのも束の間、 ヘレンは音にも光にも全く反応しなくなっていた……。


それから5年。 それ以降、 ヘレンは見えない、 聞こえない、 しゃべれない世界を生きている。 そして、 それゆえ甘やかされて育てられたヘレンは、 わがまま放題。 まるで暴君のように振る舞うヘレンを、 家族はどうすることもできない。 そんな折、 ボストン・パーキンス盲学校の生徒アニー・サリヴァン高畑充希)の元に、 ヘレンの家庭教師の話が舞い込んでくる。 誰もがお手上げの仕事ではあったが、 孤独で貧しい環境を20才まで生きてきたアニーは、 自立という人生の目標を達成するため、 初めて得た仕事に果敢に挑戦しようとする。


はるばる汽車を乗り継いでケラー家にたどり着いたアニー。 アーサー、 そしてヘレンの義兄ジェイムズ(須賀健太)は、 余りにも若い家庭教師に疑念を抱くが、 ケイトだけはアニーに望みを掛ける。 そして、 アニーとヘレンの初対面の時。 ヘレンはアニーに近づき、 その全身を手で探る。 それはふたりの闘いのはじまりだった……

 

作:ウィリアム・ギブソン

 

訳:常田景子

 

演出:森新太郎

 

出演:

高畑充希鈴木梨央

 

江口のりこ益岡徹須賀健太

 

久保田磨希、青山勝、増子倭文江、原康義、水野貴以、橋本菜摘、乙倉遥

 

〈公演日程〉

東京公演
日程:2019年4月13日(土)~4月29日(月祝)
会場:東京芸術劇場プレイハウス


富山公演
日程:2019年5月4日(土)~5日(日)
会場:富山県民会館ホール


鳥栖公演
日程:2019年5月11日(土)~12日(日)
会場:鳥栖市民文化会館大ホール


大阪公演
日程:2019年5月17日(金)~19日(日)
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ


浜松公演
日程:2019年5月25日(土)~26日(日)
会場:浜松市浜北文化センター

 

〈公演時間〉
3時間15分(10分休憩2回)

 

《観劇日時》
2019年4月25日(木)
第1幕 13:30〜14:24 10分休
第2幕 14:34〜15:43 10分休
第3幕 15:53〜16:24

 


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