第4回水戸黄門漫遊マラソン レポ

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あれから1週間経ちました。フルマラソンを走ったのがもう遠い昔のよう。さてさて、遅くなりましたが水戸黄門漫遊マラソンの走りの記録を残しておきます。

 

 

10月27日(日) 出発時は曇り

 

前泊していたホテルを早めの7:30過ぎに出発。ホテルから会場までは徒歩10分弱で到着。

 

会場は誘導がしっかりしていて、ランナーの導線も分かりやすく歩き回らず体力を温存できて素晴らしい。

 

まずは手荷物預り所で、待つことなく荷物を預け、それでもまだまだ8時前。


メイン会場を下見して、トイレも早い段階だったので全く並ばず余裕で入れました。ちなみに、整列場所へ移動を始めた8:30前後にはトイレが長蛇の列になっていたので早めの行動は正解でした。

 

それでも、時間が余っていたので腰を下ろしてゆっくり一息。

 

整列開始時間は8:10からでしたが、ゆったり周りを眺めながら8:25過ぎにエネルギーゼリーとサプリを摂取し、スタートブロックへ移動を始めました。この頃から雨がポツポツきていたでしょうか。

 

メイン会場からスタート地点まで少し歩きます。スタート地点は大通りで道幅は広々。

今回はBブロックスタート。雨の降りが少し増してくる中、開会式が始まり、スタート数分前には強い雨が振り出し周りのランナーもざわめいていましたが、それも一時で雨の降りが弱まり、いよいよ9時スタートの号砲です。


走り出しはまあまあ快調。Bブロックなだけに周りのランナーさんもだいたい同じペース。それでも、1km6分を切る少し速いペース。

 

私の中では、『30kmまではキツくないペースを維持する』、そこから先は行けるところまでという、ざっくりした作戦でいくことに。

 

しかし、20kmまではいい感じで行けましたがそこまでが長かったことと膝に怪しい違和感が出始め、20km過ぎにスローペースに我慢できず少しペースアップしてしまいました。それがいけなかった。

 

長距離練習の足りなさはここで如実に出ました。頑張れたのは27〜8kmぐらいまで。

 

苦しい走りの中、さらなる苦しみがこのあと待っていました。30km手前だったと思います。後方から黄色の風船と道幅いっぱいに広がる大集団がチラッと視野に入りました。そうです、4時間のペースランナーとその集団です。

 

ここからは、すぐ後ろをペースランナーの集団に追われる苦しい走りが続きました。

 

イーブンペースで走るペースランナーさんのランナーへの激もそのときの私には苦痛そのもの。走りはギリギリ、フォームはめちゃくちゃ、本当に苦しかった。

 

とにかく、脚にも精神的にも辛いこの苦しみに耐えながら、33km過ぎに千波湖に入りました。もう、苦しすぎて顔はくしゃくしゃ目も開けられない、景色を見るどころではなく、走りもフラフラしていたと思います。

 

そんな頑張りの走りも35kmあたりまでが限界でした。突然見舞われた右太もも裏側ハムストリングスの激しいつり。そこで終わりました。

 

すぐにお守りで持っていた『コムレケア』を投入したので、痛みが長引くことなく早めに収まりましたが、1度つってしまうともうダメでした。

 

その後、走り出しては太ももの前やら裏やら左右関係なくつりまくる。それでも、歩いているのとは変わらないスピードながらなんとか走り進めました。


ここからは1kmが本当に長かった。行けども行けども前に進まない。そんな走りを沿道の応援に助けられ、私設エイドでコーラやぶどうをいただき、力をもらってかろうじて前に進む、何度もう止めたいと思ったかわかりません。

 

そして、梅香トンネルへ。トンネル内に入ると若いボランティアさんたちの熱い熱い応援。トンネル内に響き渡る大きな声援に感動で泣きそうになりました。

 

脚を引きずるように走り続け、あと残り3kmすぎ、ここまで走れたことに感極まってうっすら涙が。

 

何度も脚がつり、まともに走れない中、段々、スタート直後に走った見覚えのあるコースに戻ってきました。そして、正面にフィニッシュゲートが見えてきました。

 

フィニッシュゲートを見て、フルマラソンという長い道のりを走り切れたことにまたまた感極まってしまいました。本泣きしそうになるのをなんとか堪えてのゴール。

 

タイムは4時間12分台。

 

途中、無茶をしたのが悔やまれますが、走ることを諦めずよく頑張れたと思います。

 

ゴール後の脚はもうガタガタでしたが、フィニッシュ地点がメイン会場そばなので、ゴール後も歩き回らず助かりました。

 

こうして、無事に復帰後初フルマラソンを終えることができました。

 

とにかく、水戸は応援が素晴らしい!沿道の応援、応援の方があちこちであめやチョコを出してくれたり、私設エイドを作ってくれていたり。そして、ボランティアの皆さまの熱い応援、雨に濡れながら、本気の声援にどれほど助けられたかわかりません。

 

水戸市も台風や数日前の大雨の被害があったにも関わらず、大会を開催してくれたこと、そして地元の皆さま、ボランティアの皆さまの暖かく力強い応援には感謝しかありません。

 

苦しい苦しい42.195kmでしたが、水戸の地でフルマラソンを完走できたことに感謝致します。ありがとうございました。

 


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手荷物預り所のある三の丸小学校。ゼッケンに手荷物預り所の番号が割り振られています。朝早めの到着だったのでスムーズに預けられました。ちなみに帰りも並ばず荷物を受けとれました。ランナーが戻ってくるのが見えるとすぐに係りのスタッフさんがゼッケン番号を確認し後方スタッフさんへ伝え、スムーズに渡せるようにしてくれていました。こんな細やかな心遣いが粋ですよね。

 


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メイン会場です。


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メイン会場すぐそばに出店エリア。ご当地グルメなど美味しそうでしたが帰りは着替えて戻ってくる余力がありませんでした。


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茨城県三の丸庁舎。この前で少し腰を下ろして休憩していました。


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茨城県三の丸庁舎の前がフィニッシュゲートになります。


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会場はとってもコンパクト。案内のスタッフさんもたくさん、導線もしっかりしていて歩き回らなくて済むのが何より素晴らしいです(大会ホームページより)


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フルマラソンのコース図。今回は周りの景色を楽しむ余裕がありませんでしたが、アップダウンありのなかなかのコース。33km過ぎからの千波湖はどこまで走るのかわかりにくく精神的に辛く、さらに最後に待ち受ける坂道は撃沈必須!しっかり走りこまないと最後まで走り切れない意外とタフなコースです。(大会ホームページより)

 


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水戸はおもてなしと応援が最高!いつかまたリベンジしたい素敵な大会でした。