映画『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』

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2月に観た映画2本目は、こちらも楽しみにしていた『グッドバイ』。

 

実は舞台版を2本(仲村トオルさん・小池栄子さんバージョンと今回の映画と同時期に公演している藤木直人さん、ソニンさんバージョン)、チケットを取りながらも見逃していた作品なのです。

 

そのため、絶対に観に行きたい作品でしたが地元や近くの劇場では公開しておらず、一番近くて調布。そこまで行ってきました。しかも上映本数も少ない!ということで、公開日早々に観に行かなくては観れなくなると、上手く2本観れるよう時間を調整し、地元で『オタクに恋は難しい』を観て、その脚で調布に向かうという1日2本の弾丸映画館巡りになりました。

 

作品は、太宰治の未完のまま絶筆となった原作『グッド・バイ』をベースに、ケラリーノ・サンドロビッチ氏が新たに描き出したコメディです。

 

 

映画の感想は、さすがケラさん。もともとは舞台版のお話を映画化したものではありますが、ストーリー・話の展開に無駄がなく見応え十分。なんと言っても小池栄子さんが素晴らしい。初めは違和感がある小池さんの演技も、段々とキヌ子として馴染んで嘘のように違和感がなくなっていました。エンディングも収まるところに収まるハッピーエンドですが、すっきりしていてとても好印象を持ちました。期待していた通りの素晴らしい作品でした。

 

《映画情報》

ストーリー

戦後の復興期、文芸雑誌の編集長・田島周二は何人もの愛人を抱えていた。さすがにこのままではまずいと思った田島は彼女たちと別れる決心を固めるが、愛人たちを前にすると優柔不断な性格が災いし、別れを切り出すことが出来ずにいた。困り果てた田島は、ガサツで金にがめつい担ぎ屋・キヌ子に女房を演じてくれと頼み込む。しかし、泥だらけの顔を洗ったキヌ子は誰もが振り返る美しい女性だった。


監督:成島出 


原作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ 

 

脚本 : 奥寺佐渡


出演:

大泉洋 小池栄子 水川あさみ 橋本愛 緒川たまき 木村多江 濱田岳 松重豊 皆川猿時 田中要次 池谷のぶえ 犬山イヌコ 水澤紳吾 戸田恵子

 

公開日:2020年2月14日


上映時間:106分

 

鑑賞日時:2020年2月16日(日)

 


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