2021年 冬ドラマ 振り返り

2021年冬ドラマ、撮影にコロナウィルスの影響はあったであろうものの、すっかり本来の放映スケジュールに戻った今期は、視聴していた作品は少ないながらも秀逸な作品が揃っていました。


今期視聴していた作品は、全7作品。


その中でも、毎週楽しみに観ていた作品は次の2作品です。


今期ドラマでダントツなのは、TBS 日曜21時枠の『天国と地獄 ~サイコな2人~』。

刑事と殺人犯の魂が入れ替わるという、よくありそうな話なんですが、引き付け力抜群のストーリー展開と、なんと言っても主演の綾瀬はるかさん、高橋一生さんの入れ替わったあとの演技に魅了されてしまいました。とくに、高橋一生さん、入れ替わったあとの演技がまさに女性。本当に演技が自然でものすごく良かったですね。他の配役もばっちりはまっていたし言うこと無し。毎放映回後、何度も録画を見返すほどはまってしまいました。

 


そして、こちらも毎週心待ちにしていた作品、テレビ東京 月曜22時枠 『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室』。

久しぶりの香取慎吾さん主演作品で注目を集めていたようですが、正直に言うと、シム・ウンギョンさん目当てで観ていた作品でした。それが、なかなかどうして、ストーリーとしては先が読めることが多かったものの、アノニマスの正体が分かり、対峙する最後の展開には楽しませてもらいました。ただ、ドラマ自体の評価としては、何かがちょっとずつ物足りないというか、テーマは良いのに、作り・見せ方や展開の甘さに、作品全体が薄っぺらく感じてしまったのは残念ながら否めません。もう少し丁寧に作って欲しかったかな。

 


今期もう1作品良作としてあげるなら、フジテレビ木曜22時枠『知ってるワイフ』でしょうか。

韓国のドラマをリメイクした作品で、こちらも良くあるタイムスリップもの。見始め1話目でダメな夫とヒステリックな妻を強調し描かれていたのか、そこでかなり脱落しそうになりました。それでも、もう1話だけ見てみようと視聴を継続、第2話からはかなり見やすくなり、ストーリーに入り込めやすくなっていて脱落せずに済みました。録画を見返すまでには至りませんでしたが、尻上がりに楽しめた作品でした。

 


以降は、最後まで視聴した4作品になります。

 

フジテレビ月曜21時枠『監察医 朝顔

2クール目に突入しても、飽きさせないストーリーは素晴らしいと思います。東日本大震災から今年で10年の節目を迎え、震災のエピソードに真摯に向き合い丁寧な作品作りをされていたと感じました。

 

 

テレビ朝日木曜21時枠『にじいろカルテ』

高畑充希さん主演。ほのぼのした村の人々と診療所との関係に、診療所の仲間の絆に癒された作品でした。

 

NHK総合金曜22時枠『ドリームチーム』

山口紗弥加さん、財前直見さん、桜庭ななみさん主演。世代が違いながらも同じ高校のバスケットボール部の3人が、それぞれの悩みと葛藤しながら生きるために戦う姿に、応援しながら見ていました。

 

 

テレビ東京水曜深夜枠『おじさまと猫』

 

草刈正雄さん主演。草刈さんは、相変わらずダンディーでカッコいいし、ぬいぐるみの猫・ふくまる(声:神木隆之介さん)も、段々と普通の猫にしか見えなくなるぐらい違和感はないし、それぞれのエピソードやストーリーも含め、こちらも癒された作品でした。

 

 

実は今期、かなり脱落した作品も多くありました。毎回観ていたシリーズものや2クール目の作品など、流し見すら耐えられなくなって、速攻で見るのを止めました。

 

4月からの春ドラマ。好きな演者さんの出演作品があまりないので、『これは観たい!』という作品はありませんが、1作品でも素晴らしい作品と出会えたら嬉しいですね。