舞台 パルコ・プロデュース2022『2020』

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高橋一生さんの一人芝居。早々にチケットを取り、楽しみにしていたのに、コロナウイルスの感染が倍々で増えていたこの時期、体調の悪さもあり、考えに考え劇場へ行くことは断念。動画配信で観劇しました。

 

前回の『フェイクスピア』といい、つくづく高橋一生さんの舞台には縁がない。

 

今回の舞台は、高橋一生さんがいろいろな役を演じ、ダンスに歌にと、パワフルな高橋一生さんを余すことなく堪能できる作品でした。

 

そこは良し、とっても良しなんですが···。

 

ただ、残念ながら内容が難解でした。前情報を知っていたので、なんとなく軸となるテーマはあるのだろうと思っていたのですが、それを劇中で観て感じとることができませんでした。これが初見での率直な感想です。 


私個人の問題ですが、やっぱり演出の白井氏の作品は苦手なのかも。芸術という意味で見せ物としては、素晴らしいと思います。しかし、舞台は作り手のイメージが、観客、見る側に伝わらないと、理解できるように展開しないとと思うのです。これはあくまでも個人による好みの問題です。

 

例えるなら『学生時代に、頭の良い天才肌の教師の授業が全く理解出来なかった』そんな感覚に似ています。

 

如何せん、体調が悪く、感情面が鈍っていたのも良くなかったと思います。また、改めて観たら、違う視点で、違う感覚で、違った感想になるのかもしれません。 


《作品情報》

芥川賞作家・上田岳弘の文学に共鳴する高橋一生が、上田に書下ろしを提案した本作品。
疫病があっという間に世界を覆い、東京オリンピックがなくなったあの年、2020年を起点に、はるか昔、人類の誕生から、はるか先?の世界の終わりまでを、高橋一生の声、肉体、動きを通して目撃する90分!
クロマニヨン人」「赤ちゃん工場の工場主」「最高製品を売る男」そして「最後の人間」。彼ら登場人物=高橋一生の挑発に、あなた=観客はどう応えるのか。舞台に立つ一人の男の叫びは、私たちの心の葛藤を浮き彫りにする。

 

出演〉
高橋一生
DANCER:橋本ロマンス


作 〉 上田岳弘
構成・演出 〉 白井晃

STAFF〉
美術:BLANk R&D(石原敬 / 牧野紗也子) 
照明:齋藤茂男 
音楽:スガダイロー 
音響:井上正弘 
ステージング・
振付:橋本ロマンス
映像:上田大樹 
衣裳:髙木阿友子 
ヘアメイク:川端富生 
演出助手:渡邊千穂 
舞台監督:小笠原幹夫
企画・製作:パルコ


スケジュール〉
<東京>
PARCO劇場
2022年7月7日(木) 〜2022年7月31日(日)

<福岡>
キャナルシティ劇場
2022年8月6日(土)・7日(日)

<京都>
京都劇場
2022年8月11日(木・祝)

<大阪>
森ノ宮ピロティホール
2022年8月18日(木) 〜2022年8月21日(日)


動作配信:2022年7月24日視聴