リタイア寸前だった板橋

昨日の板橋ctiyマラソンは最悪な結果でした。

昨日はさすがにブログアップできなかったほどに気持ちが凹んでいました。

 

暑さ、河川敷特有の風に体力を大幅に奪われ、40km地点で攣りそうでしゃがんで休んだ途端、腰から下に力が抜ける感覚があり、走れなくなりました。こんなことは初めてです。

 

気をつけていたけど少しフラフラしていたので、軽く熱中症になりかけていたのかもしれません。

脚に力が入らず、走り出す気力もなく、走ろうと奮いたたせて小走りするとすぐにあちこちが攣ってしまう最悪の状態。

 

残り2kmなのに、ゴール近くが走っていて一番達成感のあるところなのにどうしても走れない。

脚を引きづりながら悔しくて顔を上げることができませんでした。

それでも、なんとか歩いて歩いて、フィニッシュゲートまで残り20〜30mぐらいでかろうじて小走りしながらのフィニッシュ。

本当に悔しいレースとなってしまいました。

 

レースレポは後程。今は心と身体の回復に努め、しばらくゆっくりしようと思います。

 

 

明日は板橋!

いよいよ明日となってしまいました。

今日は早めの就寝で明日は4時起きの予定。

恒例のフルマラソン前の中掃除も完了し、あとは明日の準備をするのみです。

足裏に痛みがあり今週は走るのを完全ストップして望むレース、去年の激痛レースを思い出し不安だらけですが明日は行けるところまで頑張ります。願うのは脚の故障なく無事に完走、無事の帰還のみです。

今シーズン、フルマラソンラストレース。長きに渡った練習の集大成、苦しくても辛くてもフルマラソンのレースを楽しんできたいと思います。

 


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明日持参予定。WINZONEのタブレットとMagon1包は自宅で飲んでいきます。

カツサプ、アミノバイタルはスタート直前に。

補給食のメインはWINZONEのENERGY GELですが、板橋は給食にあまり力を入れていないので、ちょっとお楽しみの意味合いでスポーツようかんと杏仁豆腐もちを持っていく予定です。

 

映画『52ヘルツのクジラたち』


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前情報なし、キャストに惹かれて観に行きましたが想像以上に重いお話でした。

最後に救いはあったけど、私の気持ち的には重たいまんま終わってしまい、その重たさを引きずるように家路につきました。

せめて映画を見終わったあとは、あったかい気持ちで帰りたいなぁと。最近、心も病みかけているので余計にそう感じでしまいました。

 

〈映画情報〉
あらすじ
自分の人生を家族に搾取されて生きてきた女性・三島貴瑚。ある痛みを抱えて東京から海辺の街の一軒家へ引っ越してきた彼女は、そこで母親から「ムシ」と呼ばれて虐待される、声を発することのできない少年と出会う。貴瑚は少年との交流を通し、かつて自分の声なきSOSに気づいて救い出してくれたアンさんとの日々を思い起こしていく。

キャスト〉
杉咲花
志尊淳
宮沢氷魚
小野花梨
桑名桃李
金子大地
西野七瀬
真飛聖
池谷のぶえ
余貴美子
倍賞美津子

 

監督: 成島出
原作: 町田そのこ
脚本: 龍居由佳里


劇場公開日:2024年3月1日
上映時間 :135分

 

劇場鑑賞日》2024年3月1日(金)21:30〜

中野ランニングフェスタはDNS

昨日の中野ランフェス、フルマラソン前の調整レースにと思っていましたが、まさかのDNSになってしまいました。

珍しい午後スタートが私には良くなかったのかな。早めに起床していたのに、まだ時間があるからとちょっと休んだら、そのまま身体に力が入らなくなり脱力状態。久しぶりのダウンです。

無念でしたが参加辞退にしました。

今回は仕方がない、フルマラソン前に無理をしない、楽しみにしていただけに残念でしたが、次の機会には是非とも参加したいです。

3月リベンジの板橋

とうとう3月に入ってしまいました。

今月はレースが2本入っています。3/10の中野ランニングフェスタ10kmと3/17の板橋シティマラソンです。

板橋は去年の悔しい走りをリベンジするためエントリーした大会ですが、腰の痛みや右太腿の奥の方の筋肉に痛みが残っており、京都からの回復がまだ完全ではありません。

走りやすいフラットコースの板橋をどう攻略するか。トレーニングとともにレース戦略を考えながら、大会に挑みたいと思っています。

板橋まで残すところ、あと2週間。今週末、来週末と時間を大切にトレーニングに励んでいきたいです。

NHK夜ドラ『作りたい女と食べたい女』

昨日が最終回、終わっちゃいましたね〜。

なんだか心にぽっかり穴が空いたように寂しいです。

月曜から木曜まで1話15分、毎日待ち遠しいほど今期一番楽しみにしていました。

 

野本さんと春日さんの関係が温かくて愛おしくて。二人の周りにいる人々もとても優しい。生きづらい世の中でも、真剣に自分自身や相手と向き合っている姿が、作られる美味しそうな料理ととともに、なんだかほっこり心が癒やされました。

 

終わってしまうのが本当に寂しい…。

シーズン3があることを願って。しばらくは何度も見返して、この作品の優しい世界にどっぷり浸かろうと思います。

 

 

〈作品情報〉
原作: ゆざきさかおみ
脚本:  山田由梨
演出:  松嵜由衣、中田博之、八十島美也子
音楽:  伊藤ゴロー


放送期間
シーズン1:2022年11月29日 - 12月14日
シーズン2:2024年1月29日 -  2月29日
話数
シーズン1:全10話
シーズン2 :  全20話

放送時間:  月曜 - 木曜 22:45 - 23:00(15分)

出演
比嘉愛未
西野恵未
森田望智

藤吉夏鈴(櫻坂46)
ともさかりえ


中野周平(蛙亭
山﨑果倫
斎藤さらら
原田千枝子
野添義弘

 

 

京都マラソン2024 観光編

京都マラソンでは前泊後泊と2泊し、大会翌日は午後14時台で帰りの新幹線のチケットを取っていたため、少しだけ京都観光をしてきました。

 

本当は、大会期間中(受付期間も含む)、入れなかった平安神宮に行きたいと思っていましたが、あいにくの雨となってしまったため、脚のダメージも考え、京都駅周辺でまわれるところを探して行くことにしました。

 

レースコース同様、京都巡りも全然下調べせず。

当日朝に慌てて探して行ったのは『国宝 五重塔』がある『東寺』。

京都駅から徒歩15分強ほど。想定外の雨に途中傘を購入し、雨の中ゆっくり向かいました。

 

東寺に到着すると、図らずも国宝 五重塔が特別公開になっていました。『観智院』と合わせて、じっくり見て回ることに。

 

高校生の時の修学旅行で京都には来ていましたが、東寺は来たかどうか記憶がありません。

 

まぁ、じっくりと言っても見るところも限られているし、外は雨ということで、40分ぐらいかけて周りました。

 

国宝級の仏像に圧倒され、五重塔の内覧もその繊細な作りに感動しながら、観智院で静かな空間を感じる。想像以上に楽しめました。

 

もう一箇所行きたいと思い、候補に上げていた『三十三間堂』は、東寺で疲れきってしまい断念、でもせっかくなのでと京都駅目の前の『京都タワー』へ行くことに。

 

いろいろまわれなかった京都の街を見るには絶好の場所。そして、意外とタワー系が好きなんです。

行きたいと思っていた『清水寺』も思っていたより京都駅から近いことを知り、京都タワーからも見ることが出来たので、今回はこれで良しとしました。

 

本当は平安神宮京都マラソンで走った仁和寺などコース上の名所や賀茂川にも行ってみたかった。

 

そんなこんなで、休みを取っていたのに、己の計画性のなさをここでも反省したのでした。

 

全てにおいて、大いに悔いが残った京都。これは来年、リベンジするしかないのか。


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京都駅側から一番近い入口から

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中に入ると

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左手に五重塔

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しかも五重塔の中に入れる特別公開中でした

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金堂

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講堂と巡り

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いよいよ五重塔

間近に見る五重塔は壮大でした 


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次は観智院へ向かうため一旦東寺を出ます
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右手白い壁の建物が観智院

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門をくぐったところ

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続いて京都タワー

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遠くに清水寺が見えました。


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もうちょっと、いろいろ見て回りたかったですね。


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お土産に八つ橋を購入し帰路につきました。

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都マラソン2024 参加賞

京都マラソンの参加賞は、前日受付でいただきました。


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まずは大会公式プログラム

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レースの記録ノート、仁和寺特別拝観券、テーピング

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レース記録ノートの中身はこんな感じ。一番始めに京都マラソンの記録が書けるようになっています。

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次のページ以降は、出場したレースの記録が書けるように。


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京都マラソンの参加賞と言えば、ネックゲーター


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今年は、黒がベースでカッコイイ。生地もしっかりしています。


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ケースの中身はこんな感じで。


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こちらは参加賞ではなく、エントリー時に申し込み購入したランナーだけ付いてくるオリジナルマイカップ。


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オリジナルマイカップの裏面は京都マラソンのシンボルマークになっています。


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京都マラソンでは、マイカップの利用があり、通常の紙コップと併用となっていました。実は私もマイカップを持って走っていましたが、給水ポイントの後半にマイカップ利用エリアがあり、しかも数が少ないため、結局、走るペースが乱れそうだったので今回は利用しませんでした。

たくさんマイカップが使われるようになってくれば、スムーズな給水方法も確立されてくるとは思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都マラソン2024 給食&給水編

レースレポで給食のことを書いていませんでした。

走りは苦しかったけど、意外としっかり食べていました。


まず、17.6km地点のエイドでは、都こんぶともっちり豆パン。都こんぶは個包装だったのでポケットに入れお持ち帰り。豆パンは食べごたえあり美味しかったです。


20.6km地点エイド(だったと思います)、
ここでもチョコパンをいただきました。

袋に入っていたので、しばらく持って走っていました。走り自体苦しい最中だったので、いただいたものの、途中でいつ食べて良いかわからなくなり、でも持っているのも辛いしと、なんとか、一口大にちぎり

食べながら走りました。


26.5km地点エイドでは、生八つ橋。

八つ橋のハッカの香りと小豆の甘さが最高でした。辛い走りでも食べられる自分が恐ろしい…。


32.2km地点エイドでは、イチゴとミニトマトを1つずつ。さっぱりして美味しかったです。


楽しみにしていた37.2km地点エイドの『京ばあむ』だけは食べられませんでした。この時点では、さすがにもう食べるどころではなかったもので。


この他にも、10km、20km地点で持参していたエネルギージェルも補給。本当は30km付近でも摂る予定でしたが、もう脚が終わっていて撃沈状態だったのでエネルギージェルを摂ることすら無理でした。

 

フィニッシュ後は、
京都米のおにぎり、茶の華(クッキーサンド)、プロテインスティック、カロリーメイト、スポーツドリンクをいただきました。

おにぎりとスポーツドリンクは着替え後に、休憩がてら、ぐったりしながらも昼食としていただきました。

 

ちなみに、給食でちょこちょこおせんべいが出ていたけど、さすがに走りながらおせんべいという気分ではなかったかな。

 

もう一点、給水について。
本当に予習不足で、コース上での給水ポイントの設置が左右で一定していなくて、何箇所か水分をとれないポイントがありました。

今までは、だいたい左側にエイドがある大会がほとんどだったので、これは本当に想定外の出来事でした。

コース上どの地点で左右どちらに給水ポイントがあるのかはきちんとプログラムに記載されていました。
これは、私の予習不足に他ならない。次からはどんな大会でもしっかり予習しようと強く深く反省しました。


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京都マラソンの給食&給水一覧。


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フィニッシュ後にいただいた品々。プロテインスティックは嬉しいですね。


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『茶の華』は京都マラソンバージョンです。


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京都マラソン2024 レース編

ボロボロだった京都マラソンのレポがやっとまとまりました。京都マラソン関連を何回かに分けてまとめます。まずはレース編から。

 

2月18日(日)
いよいよ京都マラソン本番です。

前週から気温が20℃を越す日があったりと、この時期にしては気温は高め。天気も曇り。寒さが大の苦手な私にとっては絶好の気候でした。

 

今回は、五条駅が最寄り駅のホテルを利用しました。
朝早めの5時過ぎに起床、6:30からのホテルの朝食に早めに行って、食べ過ぎない程度に朝食をいただきました。

朝食後、一旦自室に戻り簡単に身支度。ホテル出発は、7:10頃。予定していたよりも少し出遅れました。
スタート会場の『西京極総合運動公園』のある西京極駅へ向かいます。ホテル最寄りの五条駅から電車一本で行けるので助かりましたが、五条駅につくと、かなりの人混み。電車に乗ると意外と満員ではなかったので良かったんですが、西京極駅に着いたら、ホームが前の電車から降りたランナーさんたちで溢れていて、ドアがしばらく開かないという状況に。
ホームに降りて全然進まない混み混み状態に不安を感じましたが、意外と階段を降りたら改札を出るまでスムーズに流れていきました。

そんな感じで無事に会場に到着。久しぶりの大規模なフルマラソン大会、人の多さに人酔いしそうになり、整列までの準備やら手荷物預けやらでなんだかんだ動き回り、ちょっと疲れてしまいました。

 

スタートまでの流れは、

手荷物預けは指定されたトラックへ8:15まで。
スタートブロック整列は、8:00〜8:44。

スタートセレモニーが8:45から。

そして、8:55車椅子の部門がスタート、フルマラソンとペア駅伝が9:00スタートという流れになっています。

 

会場に到着して、着替えを簡単に済ませ、荷物を預けて、トイレ(空いているところを探して、ここでちょっと歩き回ってしまった)を済ませて、更衣室のエリアになっていた『わかさスタジアム京都』でストレッチをして時間を過し、8:30前には隣接する『たけびしスタジアム京都』(陸上競技場)へ移動しスタートブロックに向かいました。
今回はCブロックからのスタートです。

 

京都マラソンでは、スタート前の寒さ対策として、不要なセーターやジャンパーなどの衣類を直前まで着用して、回収(リユース、リサイクルするため返却不可)してくれるサービスがあります。
さらに、アスリートビブスと参加賞をいただいた袋の中に、おそらく寒さ対策用にゴミ袋で作られたカッパが入っている親切さ、私もこれを着て待機していました。

整列エリアに着き『スタートまで30分も待つのかぁ』と思っていましたが、スタートセレモニーの司会を努めた谷口キヨコさんが、スタート前の掛け声の練習をして楽しませてくれたり、応援大使の森脇健児さんと千葉真子さんが軽快なトークと簡単なストレッチタイムで和ませてくれたり、そして、京都マラソンのコースとポイントを映像で説明してくれたりと、待機中も待っているという感覚がなく、楽しく過ごせました。

ちなみに、スタート前の気温は12.9℃。コース説明してくれた方が『現在の気温29℃‥‥』の説明に、一瞬にしてランナーがざわめく。すぐに訂正が入りましたが、笑いがあちこちでおこり、フルマラソンを走るという緊張が一瞬にしてほぐれました。そんなこともあったのち、スタートセレモニーもサラッと短時間で終了、これはすごく好印象。


そして、いよいよ8:55の車椅子マラソンのスタートを見送り、9:00にフルマラソンがスタート。

 

自分の整列位置からスタートゲート通過までは約3分程度。大規模大会なのに、このスムーズさにはビックリ。

走り出しはまあまあ快調な滑り出し。京都は申し込み時に直近の参加大会のタイムを申告していたのか?(覚えていない)、それに合わせたブロック分けなのか、周りのランナーで明らかな走力の差がなく、無理して追い抜くこともしなくて済み、比較的走りやすかったです。

今回、軽くしかコースの予習をしていませんでした。というより、コースが複雑過ぎて覚えられなかったという方が正しいです。

クネクネ曲がったり、折り返しも結構多いという複雑なコース設定。

実は、京都は大規模大会の中でも屈指の難コース。走り終わってから知りました。しっかり予習すべきでした。

 

スタート直後より沿道にはたくさんの応援の方々、そして、コース上にいるボランティアさんたちが、ものすごく声をかけてくれて応援してくれます。どこに行っても老若男女関係なく、大きな声や拍手やら、すごく元気な応援なんです。こんなにたくさんの沿道の方々やボランティアさんたちから応援をいただいたのは初めてかもと思えるほど。これも京都を走る魅力の1つなんでしょうね。

 

前半は、たくさんの応援に応えながら笑顔も出ていました。

ただ、コースは地味に登っていたり下ったりの繰り返し。気付かないぐらいの坂でも太腿が張ってくるので、登っていることに気づく、なんてこともありました。

渡月橋や広沢池、仁和寺までは、まだ余力ありで風景や応援を楽しんで走っていたと思います。

 

でも、緩やかなアップダウンがかなり脚にダメージをもたらしていました。

15km過ぎ、今宮門前通りで、鳥居をくぐり、目の前の今宮神社を見ながら右折、凄いところを走っているなぁと思いながら、この辺りを走る頃には、すでに脚の余裕はなくなっていました。

この先、西加茂橋を渡り、折り返し頻発のコースへ突入していきます。

もうすでに太腿がパンパンでギリギリ状態。中間地点を越え、22kmぐらいまでが限界でした。もはや太腿は撃沈状態、正直、終わっていましたね。

北山通りの折り返しの間、行きも帰りも右の太腿が何度かつりかけ、しゃがみ込むこと数回。25kmから先の折り返しでは、もはや太腿は瀕死状態。

そして、向かうは京都府立植物園。ここは、植物園内がコースになっています。本来なら、緑がたくさんあって楽しんで走れるところなのに、限界の太腿、脚が悲鳴をあげているのを騙しながらの走り。

微かな記憶では、この辺りで舞妓さんの応援があったと思いますが、応援を見ることも応えることも出来ないぐらい、周りを見る余裕はありませんでした。
結構な距離、植物園内を走り、やっと植物園を出ると、いよいよ賀茂川の河川敷のコースに入り30km地点を目指します。 


この河川敷コースが曲者で、コース幅がかなり狭くなります。そして、狭いコースに合わせてランナーも密集し周りのランナーのペースが遅くなるのでものすごく走りにくい。
ぶつかりそうになるランナーさんを避けたりする脚力はもはやなく、時々、避けようとしてフラフラしたり、それでもなんとか踏ん張り走り続ける。一瞬、本当に一瞬ですが、少し太腿が落ち着いたかなという時間がありましたが、それも本当に僅かな時間でした。
河川敷区間は、コースが狭いので避けるスペースがほぼなく、周りに迷惑をかけるので簡単には立ち止まれない、『ここで、脚よつらないでくれ』とヒヤヒヤしながら祈るように走っていました。

 

毎回フルマラソンでは1kmが長く感じるのですが、今回ほど1kmが途方もなく長く感じたことはありませんでした。ものすごく長い、そして、果てしなく遠い。それぐらい、脚に余裕が全く無かったんです。

 

河川敷コースでなんとか30km地点を通過。フィニッシュゲートまで辿り着きたいけど、この時点では『とにかく1km先を目指そう』ただそれだけを考えていました。

河川敷コースを出て、やっと公道に出ると、また、折り返しが多くなります。
そして、登ったり下ったり、もう本当に泣きそうでした。

 

35km地点、京都市役所前あたりは本当にキツかった。

まず、右の太腿がつり、今度は右の腿裏が軽くつりストップしてはしゃがみ込む。しゃがもうとすると前腿が痛くてなかなかしゃがめない。『痛たた!』と声が出てしまうほど。

 

そして、京都市役所付近の折り返し以降だったと思います。
呼吸を荒げながらなんとか前に進んでいたら、なんと、右の足指がつってしまいました。走り終わって着替えの時につることはあっても、走っていて足指がつるのは初めての経験だったので、これには焦りました。その後、もう一度足指がつって立ち止まり、回復して走り出してもつりそうな感覚がしばらく続く、耐えながら必死に走っていました。

 

やっと40km地点。残り2km、でも、やっぱり1kmが果てしなく遠い。

25km以降、太腿が撃沈してから、ずっと顔は歪みっぱなし。応援にも応えられない。京都の街も楽しめない。名所も通ったはずなのに周りを見る余裕もない。

本当に苦しい。
41km、42km。あともう少し。でも、まだ、平安神宮が見えない!『どこまで走ればいいの』とかなり泣きが入ってきました。

あと少し、あともうちょっと。耐えに耐え、我慢の走り。あと数100mなのに全然前に進まない。


そして、ようやくフィニッシュゲートが見えてきました。
もうラストスパートなんてできないけれど、最後までスピードは落とさず、けれど顔は歪んだままフィニッシュゲートへ駆け込みました。

 

楽しい京都マラソンに出来なかったことがなにより悔しい。本当に辛くて苦しい42.195kmの旅路でした。

 

ただ、沿道の皆さまの声援や、コース上やゴール後のどのエリアでもたくさんの熱い応援と温かく声をかけてくれたボランティアスタッフの皆さまは、本当に素晴らしかったです。そして、感謝しかありません。
応援とサポートは日本一、いや世界一かもしれません。それぐらい感動しました。

怪我なく最後まで走りきれたことに、大会に関わった全ての皆さまに深く感謝致します。ありがとうございました。

 

 

フィニッシュ後は、力尽きてしまい腰から下が脱力状態。着替えもホテルまでの帰路も本当に大変でした。


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更衣エリアの『わかさスタジアム京都』。

人が多すぎて思うように進めませんでした。


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手荷物預けは、指定番号のトラックへ。

会場がコンパクトなため、ゴチャゴチャしている。人の流れも上手くつかめず、移動に苦労しました。


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整列エリアのある『たけびしスタジアム京都』へ向かいます。


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Cブロックエリアへ。

 

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Cブロックエリア内。


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正面は開会式を行うエリア。


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こちらの画面で動画を流しながらコース説明してくれました。

 


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京都マラソンコース図。

高低差は表示されていましたが見落としました!平面図だけではコースのアップダウンを気づけなかった。今大会、最大の失敗です。

 


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レース中唯一撮影した仁和寺スマホに手こずった上に、走りながらの撮影でこんな絵しか撮れなかった…。実はこちらではお坊さんの応援がありました。その応援も見逃してしまったのが悔やまれます。


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配布された応援マップ。

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沿道ではいろいろな応援で力をもらいました。中盤〜後半は全然応援に応えることができませんでしたが、パワーはいただいていました。熱い応援に感謝です。


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フィニッシュ後、やっとの思いで撮影した2枚。


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念願のフィニッシャータオルと完走メダル。


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初めての京都マラソンは、

心残りが多いレースになってしまいました。

 

 

本当に本当に、苦しくて大変な1日でした。