入院回顧録〜入院当日(手術前日)〜

今日から少しずつ、病院へ入院した時のことを振り返ってみようと思う。すでに退院してから数日たっており少し記憶が曖昧な部分もあるが、その時々感じたことも含めて書き記したい。


1月19日(水)入院初日(手術前日)

午前10時前に病院到着。入院受付で簡単な手続き後、あまり待たずに病棟担当のクラークさんがお迎えに来てくれる。

病棟は2階で、内科や外科、婦人科がミックスの病棟になっている。一通り、病棟の中を案内してもらいながら、自分が入る病室へ。空きがないとのことで、2人部屋になった。その後、今日の流れなどの説明を受け、すぐに看護士がくるからと着替えと検温を済ませた。

クラークさんがいなくなった後、お隣で同室になる方に挨拶。たぶん手術後まだ間がないのか、ちょっとつらそうだったので簡単に済ませた。


看護士さんが来てからは、入院通してのスケジュールの説明を受ける。ここで、明日のおおよその手術の入り時間を知る。

明日は、手術が4件あって、私は一番最後になり16時に手術室に入る予定。早まる可能性大とのこと。厳格に携帯電話禁止令が出ていたが、明日来てくれる予定の妹ちゃんにこっそりメールで連絡。2人部屋で良かった!


看護士さんからは、入院前に、情報収集用の書類を渡されていたので、それに乗っ取って詳しく問診を受けた。


12時前昼食。昼から、さっそく流動食がスタート。おかゆの汁だけっぽい主食と味噌汁の具なし、それとヤクルトがでた。


昼食後ぐらいに今日のシャワーの時間を伝えられる。予定は16時半。


看護士さんがきて以降は、何も用事がなく夕方まで暇な時間を過ごす。これがまた辛かった。昨日は、仕事の帰りも遅く、入院支度も全くしていないことや退院後弟夫婦がくるので家の中の掃除などでばたばたして、2時間しか寝ていなかったため、眠気との戦いだった。ベッドに入ると爆睡しシャワーを逃しそうな予感がしたため、ベッド上に足を伸ばして座って壁に寄りかかり本を読んでいた。それでもうつらうつらし、そのたびに、持っていた本をバタバタ、ガサガサとうるさくしてお隣さんに迷惑をかけてしまった。



午前中か昼食後〜16時までの間?(時間忘れた)に ナースステーションに呼ばれ、おへその掃除と弾性ストッキングのサイズ測定。Sサイズのストッキングと明日の術衣をもらう。


16時過ぎ手術室の看護士さん来室。

手術のスケジュールと麻酔についての説明を受ける。


看護士さんの説明終了後、妹ちゃん到着。今日からこちらに泊まり込んでくれるらしい。お見舞いに持ってきてくれた大きな麦茶は助かった。

妹ちゃんがきて、持ってきてくれたゲームの説明をしている最中に、麻酔科の先生が来室。女性で柔らかい感じの印象。説明もわかりやすかった。看護士さんと同じような内容だったが、一つだけ、大事な事が。硬膜外麻酔をするかどうか。私の場合、子宮筋腫も切るので使うかどうか微妙なところらしい。どちらでも良いとのことだったので、使わないでいくことにした。


そうこうしている内に16時半。妹ちゃんを見送り、シャワーへ。持ち時間は30分。入りが少し遅くなったので焦って体を洗う。


18時頃夕食。昼と同じ献立の流動食。なにか飲み物がついていたと思う。確か下剤も服用した。


20時。いよいよ恐怖の浣腸。ナースステーションに呼ばれる。ドキドキしながらいくと、明日手術するメンバー4人全員が呼ばれていた!!トイレ足りるのか?看護士さんも「みんな呼んじゃった」と手違いだったらしく、ちょっとおもしろかった。


浣腸はステーション内にある処置室のベッドに横向きで寝て受けた。初浣腸、やっぱりあまり我慢できずトイレへ。みんな埋まっていたがかろうじて最初の方が出てくるところで助かった。


水様の便が少ししか出ず、おなかの張りが残った。大腸の検査の時の方がたくさん出たので不安になる。


消灯は22時だったが便があまり出なかったので、心配で消灯まで横にならず起きていた。何回かトイレに行ったが結局便はあまり出なかった。


消灯後は爆睡。看護士さんに眠剤をどうするか聞かれていたが「いらない」と即答していた。入院前までの仕事の疲れも相まって、あっという間に深い眠りについた。