映画『僕達急行 A列車で行こう』

f:id:sinnosuke22:20210503193737j:plain

昨日、『僕達急行 A列車で行こう』を観てきました。


なんとも心地良く緩〜い感じの森田監督らしい作品になっていました。


主人公2人もとても良くて、とくに瑛太さんは最近では舞台でのパワフルな印象が強かったので、おっとりして恋愛にはオクテ、でも趣味の電車のこと、仕事のことに対しては純粋で愛情すら感じている役が舞台の時とは真逆でしたが、とってもはまっていました。



男友達の会話や友情というか関係性ってこんな感じなんだぁなどと思いながらほのぼの観ていました。


純粋で真っ直ぐで、恋愛は上手くいかないけど、仕事はとんとん拍子に上手くいく・・・ベタなお話かもしれませんが、結構私こういうの好きです。また、効果音の使い方なんかは森田監督独特ですね。これが森田監督の遺作となってしまったのが本当に残念です。もっとたくさん監督の作品を観たかったなぁ。


〈作品紹介〉

あらすじ

「のぞみ地所」の会社員小町圭と「コダマ鉄工所」で働く小玉健太は互いに「鉄道が好き」という共通の趣味をもつ友人同士。ふとしたきっかけで出会った二人は早速意気投合し、鉄道趣味に花を咲かせる。


しかし、趣味も仕事も順調な二人だが、恋愛となるとどうもうまくいかないという同じ悩みを抱えていた。圭は「列車内で車窓を眺めながら音楽を聴く」のが趣味で、彼女とのデートでも列車を選択しようとするが、その趣味が仇となって簡単にふられてしまう。また、健太はまじめな性格ながらも無類の「鉄道」好きだが、父で鉄工所の社長・哲夫のキャバレー通いに誘われ、そこでホステスを紹介するも派手な女性にめっぽう弱く、すぐに幻滅してしまう。



ある日、圭はそれまで住んでいたマンションを追い出され、健太の紹介でコダマ鉄工所の寮に入りながら「トレインビュー」(鉄道が見える景色)が出来る物件を探していたが、そんな圭の元に九州支社への転勤辞令が下る。


転勤先の九州では、のぞみ地所がなかなか取得できない物件がいくつかあった。


青春18きっぷ」で圭のいる福岡に来た健太は、圭と二人で九州のとあるローカル線を旅する。そこで派手な二人の女性を引き連れた鉄道ファンの男性と出会い、これまた意気投合する。  


のぞみ地所がなかなか口説けない九州の大手食品企業「ソニックフーズ」の新工場誘致に向け、のぞみ地所の社長・北斗みのりが福岡に出向き、「ソニックフーズ」の社長・筑後雅也と交渉する。その席に圭も同席するが、出会った瞬間、いきなり圭と筑後は意気投合する。実はローカル線の列車で出会った男性は筑後だったのだ。圭と筑後との出会いにより、事態は一気に好転するが……。


脚本/監督 森田芳光

キャスト
松山ケンイチ瑛太貫地谷しほり笹野高史ピエール瀧、西岡 馬、松坂慶子


上映時間:117分


公開日 2012年3月24日



劇中に登場する列車の車両数は20路線、80モデルにも及ぶそうで、お馴染みの京急や九州の可愛い列車などたくさん出てきましたが、小玉や小玉の父哲夫が子供の頃から良く来ていた場所でのシーンが、鶴見線の海芝浦駅でびっくり。PTになって初めての職場で毎日、鶴見線を使っていたのでとても懐かしかったです。

f:id:sinnosuke22:20210503193758j:plain