先日、3月に行った人間ドッグの結果が郵送されてきていました。
気にしていたコレステロール、中性脂肪の値は正常範囲内。20歳過ぎてから受けてきた健康診断で初めてのことです。数値はぎりぎり正常範囲内のところですが、私にとってoverしなかったことだけでもすごいことなんです。
ただ、他の検査で少し引っかかってしまいました。
肝機能のところで総ビリルビンが倍の数値に、そして気にしていた乳房エコーで右側にのう胞があるとのこと。どちらも経過観察でのう胞は1年後再検査を申し受けました。
ビリルビン自体は間接と直接ビリルビンに分かれ、今回はそこまで詳細に検査されなかったので、はっきりわかりませんが、おそらくは間接ビリルビンの方の問題、赤血球が壊れることで出た数値ではないかと思っています。走っていて赤血球が壊れやすいこと、それに栄養の偏りありで鉄不足からさらに赤血球の破壊を助長していると思われます。食事がかなり偏っていたので、そろそろちゃんと考えないとですね。ランナーなんだし。
乳房ののう胞は来年またきちんと検査します。
それ以外はいたって健康体でした。ありがたいことです。
ビリルビンは寿命になった赤血球が壊れて、中に入っていたヘモグロビンが分解された後にできるものです。ビリルビンは、肝臓から胆汁として十二指腸へ排泄されますが、赤血球の破壊が進んだり、肝臓で処理ができなくなってきた場合に血液中に増加してきますので、肝機能検査の一つとして用いられます。
血液中に含まれるビリルビン全体を総ビリルビンといい、肝臓で処理される前のビリルビンは間接ビリルビン、肝臓で処理された後のビリルビンを直接ビリルビンといいます。間接ビリルビンは約120日の寿命がある赤血球が壊れて、赤血球内のヘモグロビンが分解してできる黄色の色素です。直接ビリルビンは間接ビリルビンが肝臓に運ばれて、タンパク質と結合した物質を指します。
ビリルビンの正常値(基準値)
総ビリルビン : 1mg/dl以下
間接ビリルビン : 0.8mg/dl以下
直接ビリルビン : 0.2mg/dl以下
ビリルビンの数値が高い時に考えられる病気
間接ビリルビンが高い場合には赤血球が壊れる量が多い場合と考えられます。
直接ビリルビンが高い場合には肝臓の病気や胆汁の通り道が塞がったりした場合と考えられます。
今回の人間ドッグでの私の総ビリルビン(T-Bil)の数値は、2.1(1.2mg/dl以下)てした。
中には、何も問題なくても持続的に数値が上昇している人もいるそうです。