映画『HOME 愛しの座敷わらし』

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連日の映画鑑賞になりますが、昨日は1日ファーストデーだったので、MOVIXで『HOME 愛しの座敷わらし』を観てきました。


岩手の田舎町、藁葺き屋根の広い家、そこに住む福をもたらすと言われる座敷わらし(地元では座敷ぼっこというそうでます)とバラバラになった家族が絆を取り戻すまでを描いたお話です。



会社で左遷され地方の支社に出向になり慣れない営業の仕事をする父・晃一、住み慣れない広い藁葺き屋根の家、ご近所付き合いと初めてのことだらけで戸惑い、さらには得体の知れないものの気配に怯える妻・史子、東京の学校で友達と上手くいかず、自分の居場所はないと悩む長女・梓美、喘息で好きなサッカーもできない長男・智也、認知症の疑いのある晃一の母親・澄代とそれぞれが悩みを持ちながらも、気持ちはバラバラ、ギクシャクしています。でも、この岩手の藁葺き屋根の家に移り住んで、皆が変わっていくのです。


それは、福を呼ぶ座敷わらしと出会ったから?・・・家族みなが座敷わらしを優しい心で受け入れ、皆がその時々をまっすぐに一生懸命生きて家族を思いやってきた証なのかもしれません。そして、ずっと1人ぼっちだった座敷わらしの「ろくちゃん」にもこの家族が福を呼んだのかもしれませんね。


ロケ地となった岩手の綺麗な風景や岩手の人々の暖かさにもほのぼのとさせられた心温まる良い作品でした。



〈作品情報〉

ストーリー

父・晃一の転勤で、東京から岩手の田舎町へと引っ越してきた高橋一家。晃一がよかれと思って選んだ新しい住まいは、なんと築200年を数える古民家だった!
 

東京での暮らしに馴れていた妻の史子(安田成美)は突然の田舎暮らしに不安と不満でいっぱい。老人ばかりの近所付き合いにも乗り切れない。中学3年の長女・梓美(橋本愛)にも古民家はただのボロ屋にしか見えず、転校先の学校生活を考えると心が落ち着かない。転校前の学園生活でも人間関係で悩んでばかりだったからだ。また、同居する晃一の母親・澄代(草笛光子)は田舎住まいには支障を語らないものの、最近、認知症の症状が始まりつつある様子。唯一、古民家への転居を楽しんでいる小学5年の長男・智也(濱田龍臣)は、治りかけている喘息の持病を今も史子にひどく心配され、サッカーをやりたくてもやれずにいる。五者五様、どこかぎくしゃくしている一家をやんわりとまとめたい晃一だったが、家族の不平不満をなかなかうまく解消することはできず、異動先の支社でも馴れない営業職に悪戦苦闘の毎日だった。
 

そんなある日、不思議な出来事が高橋家に起こり始める。誰もいない場所で物音が聞こえたかと思えば、囲炉裏の自在鉤が勝手に動いたり、掃除機のコンセントがふいに抜けたり、手鏡に見知らぬ着物姿の子どもが映ったり。どうやらこの家には東北地方の民間伝承で有名な"座敷わらし"が住んでいる!?
 
一風変わった同居人と高橋一家の不思議な共同生活。どうなる高橋家!?


原作:荻原浩「愛しの座敷わらし」(朝日新聞出版刊)


監督: 和泉聖治

脚本: 金子成人

キャスト
水谷豊/安田成美/橋本愛/濱田龍臣/草笛光子/飯島直子/草村礼子/佐々木すみ江/沢木ルカ/菅原大吉/長嶋一茂/高島礼子/ ベンガル/梅沢富美男/石橋蓮司/段田安則/宇津井健


上映時間: 110分


公開日: 2012年4月28日

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