大地震

3月11日、東北、関東地方でとてつもなく大きな地震があった。のちにマグニチュード9.0と発表された大きな地震は、震源地から遠い東京の地をも大きく揺らした。


私は仕事中で担当患者さんとこれから歩こうかという時に、地震にあった。患者さん、セラピスト含め4人しかいない病棟の小さな訓練室で、揺れはかなり長い時間続いた。今までに経験したことのない揺れと長さに患者さんと離れないでいるので精一杯だった。


その後は患者さんの安全確保と止まったエレベーターで1階に取り残された入院患者さん達を車椅子ごと階段で運び送り届けたり、食事の配膳手伝いなどばたばたと時間が過ぎた。その間も余震は続いていた。



帰りは首都圏の交通機能は完全にストップしていた。



翌日、テレビで流れる東北の状況を知って愕然とした。


それからもうすぐ2週間たとうとしている。いまだに余震は続いている。


首都圏エリアは計画停電が始まったが交通の乱れは落ち着き、少しずつもとの生活に戻りつつある。

でも、被害の大きかった地域の方々の状況はまだまた混乱し苦しい状況だろう。


それでもメディアに映る現地の方々はとても強く見えた。前を向いていた。

私たちに今何ができるんだろう。


こまめに節電すること、日々流れる原発放射能などの情報を冷静に判断し行動すること、いざという時のために体力をつけておくこと。できることは限られていて大したことはできないけれど、自分に今できることをこつこつとやっていこう。

まだ安否がわからない方々もたくさんいる。多くの方々の無事と被災した方々の笑顔が戻り、街の復興が早く進むことを願ってやまない。