第7回日光杉並木マラソン レポ2

スタートしてしばらく行くとさっそく下り坂に入る。


スタートの位置取りの段階で中盤にいたからか、結構走るペースが周りの方々と近く、無理に追い越すようなことなくスタートから楽に走れた。


やっぱり追い越す蛇行走行は、かなり体力を消耗するみたい。


0.5km付近、左手に大きめの看板。大きな字でランナーを応援するメッセージと0.5kmのkm表示。この後ずっと0.5kmごとに看板を出してくれていた。何が書かれていたかはっきり覚えていないが(夏の暑い日に走るなんてロックだぜみたいなことが書いてあったと思う)、看板に書かれたメッセージを見つけるのも楽しみになった。そして距離表示があることでかなり頑張れた。


1回目の給水はすぐにあったが、走るリズムを崩さないようスルー。2回目以降は必ず取った。とっても冷たいおいしいお水で給水のたびに少し生き返った。


前半は少し飛ばし過ぎのペース。それでも下り坂に脚を止めないよう流れに乗って走った。もちろんむちゃな走りはせず、脚が回転する流れにまかせて。


段々と折り返しから帰ってくるランナーが反対車線に増えてきた。


折り返しは4.5kmの先。折り返しで5kmでないところがまたつらい。


そして、折り返し。ここからが延々と続く上り坂になる。


上りに切り替わってしばらくは良かったが、段々、呼吸が荒くなっていった。むちゃ苦しい。でも絶対歩かないと決めていた。脚はなかなか前に進まないがペースは落とさない。


ところどころで応援の方やスタッフさんも激励の声をかけてくれた。本当にありがたい。


6km地点の距離表示からだと思う。残り〇km(あと〇kmだったかも)に表示が切り替わった。


きついが距離表示を見ながら、『もう少し、もう少し、前には確実に進んでいる頑張れ!』と自分を励ました。


途中誰かの『これで坂は終わり』というような声が聞こえた、確かに一時フラットになったが、最後の坂がまだ残っていた。踏ん張りどころ。そしてゴールはもう少し。


やっとスタートした見覚えのあるコースに戻ってきた。ちょうどその辺りで、オリンピックのテーマソング『風が吹いている』が大音響で流れランナーたちを元気づけていた。

そして最後は中学校校庭にあるゴールゲートを目指してスパート!といきたいところだったが、すでにそんな余力もなく、学校に入ってからは足元は砂地でさらに力を奪われながらも、なんとかゴール!


きついきつい10kmがやっと終わった。

時計を止め損ねはっきりしないが、ネットタイムはおそらく53分台。


そして、グロスタイムは、54分04秒。


スタート時はあんなに爽やかな風が吹いて心地良かったのに、走り終えた後は猛烈に暑い。


日当たり良好の校庭で完走証の列に並ぶ、まだ呼吸が落ち着かない。


完走証をそんなに待つことなくいただき、モロキュウと氷の入った冷たい麦茶をいただいた。モロキュウは味噌が売り切れで残念だったけど冷たくて美味しくいただいた。


汗も引かぬまま、更衣室に戻り、着替えを済ませて帰路についた。


練習不足の中での今回のレース。倒れるランナーさんもいた中、無事に完走できたことに感謝。でも、やっぱり練習しっかりしないとと反省。


最後に大会運営スタッフ、ボランティアの皆様、暑い中ランナーのために長時間お疲れ様でした、そして丁寧な対応とたくさんの激励本当にありがとうございました。



杉並木の幻想的な景色の中を走れる素敵な大会。また来年もぜひ参加したいです。