舞台 東京芸術劇場 RooTS Vol.04『あの大鴉、さえも』

観てきました!念願の小林聡美さんの舞台。数年前はチケットを取りながらも見損なったんで今回は絶対観たかったんです。生小林聡美さん!

今回は、小林聡美さん、片桐はいりさん、藤田桃子さんの3人芝居です。もともとは男性3人の話で、『見えないガラスを運ぶ』無対象(=実在のものを使わないこと)をベースとした戯曲になっています。

だからか、ちょっと難しかったかな。正直、想像力が豊かな方ではないので、一生懸命話しや舞台の流れを追いながら考えていましたがそれでも難しかったなぁ。1時間30分弱という短い時間の中で、3人の表現力や流れるような息のあった動きに魅せられ、たびたび顔をいじられる片桐さんに笑いを誘われながら、難しいながらも楽しむことができました。

今回はセンターブロックではないながらも、前から3列目。3人みなさんの細かな表情や片桐さん、藤田さんの汗がしかと見え、とっても良い席でした。

3人とも素敵な役者さんです。

《舞台情報》
現代演劇のルーツといえるアングラ世代の戯曲を 若手・気鋭の演出家が大胆に現代の視点で読み直す、東京芸術劇場人気企画「RooTS」。

第四弾は、竹内銃一郎の80年の傑作「あの大鴉(おおがらす)、さえも」をカンパニーデラシネラの小野寺修二が演出。男が3人ガラスを運んでいるのだが、どこに運ぶのか定かでない、そして届け先には入り口が見当たらない、という「ゴドーを待ちながら」を思わせるシュールで不条理な内容ながら、大の大人が汗だくになってガラスを運ぶ『体(てい)』(=エアー)で芝居をする演劇的な愉快さが初演時大きな評判を呼び、岸田戯曲賞を受賞した竹内の代表作。

男性三人芝居として書かれたこの作品を演じるのは、なんと超個性派・実力派の三人の女性、小林聡美片桐はいり、藤田桃子。

2016年、女たちの上にガラスの天井はあるのか?

何のために、何を目指して、女たちはガラスを運ぶのか?

作:竹内銃一郎

上演台本:ノゾエ征爾

演出:小野寺修二


出演
小林聡美片桐はいり・藤田桃子

上演期間・劇場

2016年9月30日(金)〜10月20日(木)
東京都 東京芸術劇場 シアターイース

2016年10月22日(土)23日(日)
茨城県 水戸芸術館 ACM劇場

2016年10月26日(水)・27日(木)
三重県 三重県文化会館

2016年10月31日(月)
愛知県 愛知県芸術劇場 小ホール

2016年11月10日(木)〜13日(日)
大阪府 ABCホール

《観劇日時》
2016年10月9日(日)
14:05〜16:24ぐらい・・

カーテンコールは2回でした。

自宅を出たのが遅くなり、池袋駅についたのが、開演15分前!焦っていたのに地上に出たら、なにやらイベントをやっていて、芸劇入り口近くまで、露店が出たりとすごい人。ぜんぜん前に進めず、芸劇に入ってからもイベント関連の人々がいて、なんとか間に合いましたが本当に焦りました。