評判の良さと久しぶりのユ・テオさんの名を見つけ、劇場まで見に行ってきました。
二人の気持ちのすれ違いへのもどかしさ。同じアジアだけど日本とは違う相手との向き合い方。普通にありそうなストーリーだけど、言葉以外での表現でそれぞれの葛藤、心情を考えさせる、それがまたもどかしさを増していく。
ラストカットにこの作品のすべてがつまっていたように思います。
ちょっぴり単調なストーリーで、誰もが楽しめるエンターテインメントではないけれど、自分の若かりし頃の甘酸っぱい想い出と少しばかり重ね合わせたりして、もどかしく切ない気持ちを味わえる良き作品でした。
《作品情報》
ストーリー
ソウルに暮らす12歳の少女ノラと少年ヘソン。ふたりはお互いに恋心を抱いていたが、ノラの海外移住により離れ離れになってしまう。12年後24歳になり、ニューヨークとソウルでそれぞれの人生を歩んでいたふたりは、オンラインで再会を果たし、お互いを想いながらもすれ違ってしまう。そして12年後の36歳、ノラは作家のアーサーと結婚していた。ヘソンはそのことを知りながらも、ノラに会うためにニューヨークを訪れる。24年ぶりにやっとめぐり逢えたふたりの再会の7日間。ふたりが選ぶ、運命とはーー。
監督：セリーヌ・ソン
出演：
グレタ・リー、ユ・テオ、ジョン・マガロ
劇場公開日〉2024年4月5日
上映時間〉106分
劇場鑑賞日〉2024年4月7日(日)
