スタート直後は、歩く感じで動きはゆっくり、スタート地点あたりで実行委員長のセーラさんの姿が見えたので手を振って少しずつ走り出した。
しばらくは、狭い道で前のランナーのペースに合わせて走る。自分のペースに合わないので少し疲れたが、のんびり走ることと久しぶりの２１kmを走りきるためにペースを上げないことを気にしながら進んだ。周りのランナーもゆっくりで飛ばすこともなかったのでつられることもなく快調に走れた。
田んぼの間を走り、徐々に緩やかな坂道へ。坂道は三浦できつい思いをしているので、あまり苦にならなかった。
そして、最初の給水所へ到着。気温はすでに３０℃を越えていた。「もう３０℃!」と周りも少しざわめいていた。とにかく、熱中症で倒れないよう給水所ごとに水分を取るように心がけた。
ここからはあんまり詳しく覚えていない。
小布施の街中、畑、田んぼの中、あぜ道、砂利道、民家の前を通る路地裏、たぶん小布施ワイナリーのそば、河川敷など一般道から狭い道まで小布施のまちを走り抜けた。
給水所にはフルーツや野沢菜なども出ていたが、私設エイドも豊富で、確認できただけでも、きゅうり、プラム？、飴、かりんとう、漬け物（奈良漬け、美味しそうだったけど食べれなかった、ごめんなさい）、冷たいお茶、小布施ワイン（私にはアルコールは危険だったので、ここはスルーしました、すみません）、りんごジュース（冷たくておいしかった!）、トウモロコシ、アイス（パピコもあったけど、ガリガリ君のコーラ味一口サイズをいただきました。冷たくて生き返った!）があった。
欲張って、走りながらきゅうり食べてたらむせちゃった。
給水のたびに少し口に含んでは、首や頭に水をかけた。一回失敗して、確認しないでポカリをかぶっちゃったけど(>_<)
なによりも氷がとっても助かった。大きめの氷をそのままくれたり、袋に入れた氷をもらったり、首、顔、腕にあてて、体を冷やせたので、走っていて頭がぼっーとしたり、くらくらする熱中症の一歩手前みたいな症状もなく最後まで走りきれた。本当にありがたかった。また、所々で民家から水を引いていただきシャワーの様に放水してくれていて、とっても気持ち良かった。
１kmごとの表示もしっかりあり、その表示を見つけるたびに、もうあと何kmで終わっちゃうんだなぁと思いながら走っていた。
右膝の痛みが少しあったが、不思議と走っていてあんまり苦しいと感じなかった。
たくさんの町の方々の応援やうちわで一生懸命風を送ってくれたり、ハイタッチをしたり、演奏で元気をつけてくれ（きっといっぱい練習したんだろうなぁ）、すごく元気をもらい背中を押してもらった。
そして、いよいよ２０km地点に到着。時計を見ると、ぎりぎり申告タイムの２時間１５分以内でゴールできそうだったので、少しスピードｕｐ。ここからはかなり苦しかったが、もうすぐ終わってしまうのが寂しくてなんとも言えない気持ちだった。
そして、無事ゴール!
タイムは２時間１２分３４秒。
ペースを崩さず走れ、給水ごとに止まったり、食べていたわりには、なかなかのタイムだった。
ゴール後チップをとってもらおうとスタッフに近づいていくと、思いもよらず「完走おめでとう」と年配のスタッフの方に握手とともに声をかけていただいた。なんだか嬉しかった。その後、フィニッシャーズタオルを掛けてもらい、小学生から飲み物をいただき、おもてなしエリアでスイカや大根などを食べてひと休みした。おもてなしエリアには、他にもグレープフルーツやバナナ、プラム？、きゅうりなんかもあった。今年、初スイカ!、大きくカットしてあって、甘くて冷たくておいしかったなぁ。
暑くてたくさん食べられなかったが、ひとしきり食べて、完走証を貰いに行った。完走証もスムーズにいただけた。
その後、暑くて、ぶらぶらする元気がなかったのですごすごと荷物を受け取り着替えにいった。ちなみに荷物受け取りもすごくスムーズで、携帯などの落とし物があったらしく心配してくれた。
ゴール地点の更衣室はテントだったが、ここでもランナーへの配慮があり、中に扇風機が回っていて少し涼しかった。でも、やっぱり汗だく。拭いても拭いても汗が吹き出してくる。
テントで着替えている最中、更衣室の案内をしていた女性スタッフの方が、「スイカあるよ〜、食べる人いない〜？」と気づかってくれた。本当に至れり尽くせり!
テントに出て、テント横が日陰になっていたので、汗が落ち着くまでひと休みした。
よくよく考えると、男女の更衣室も日陰に設置されていた!本当にランナーを大事にしてくれているんだなぁと改めて感じた。最後まで、本当に感謝です。
帰りは、シャトルバスで小布施の駅まで送っていただき、無事に長野へ戻った。
ものすごく暑かったけど、それ以上に小布施の町の皆様、ボランティアに参加した子供達、スタッフの皆様、実行委員の皆様の熱意とおもてなしの心に感激し、とっても楽しいひとときを送れた。そして、楽しい夏の思い出ができた。
暑い中、本当に、本当にありがとうございました。
