映画『しあわせのパン』

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昨日、28日に公開された映画、『しあわせのパン』を観てきました。


家の近くで上映している映画館がなくて、川崎の109シネマズまで脚を延ばしました。


朝10時の一番の回に間に合うように劇場に着くと、すでにチケット売り場はディズニーランド並みの長蛇の列でびっくり!ちびっ子向けの映画をやっているからか、川崎という土地柄か、久しぶりに混み合った映画館にドキドキしてしまいました。

映画は原田知世大泉洋が夫婦役で共演。敬語を使うような夫婦ですが、二人の心地良い関係が、作品をさらに温かなものにしていました。

映画の中でたくさんの焼きたてのパンや料理が出てくるのですが、それがとてもおいしいそうで、鑑賞中、お腹が空いてたまりませんでした。


〈あらすじ〉
東京から北海道の月浦に移り住み、湖が見渡せる丘の上でパンカフェ「マーニ」を始めた夫婦、りえさんと水縞くん。水縞くんがパンを焼き、りえさんがそれに合うコーヒーを淹れ、料理をつくる。そこには、日々いろんなお客さまがやってくる。北海道から出られない青年トキオ、なんでも聞こえてしまう地獄耳の硝子作家ヨーコ、口をきかない少女・未久とパパ、革の大きなトランクを抱えた山高帽の阿部さん、沖縄旅行をすっぽかされた傷心のカオリ、観察好きの羊のゾーウァ、そして、想い出の地に再びやってきた老人とその妻。それぞれの季節にさまざまな想いを抱いて店を訪れた彼らが見つけた、心の中の“しあわせ”とは?そして彼らを見守るりえさんと水縞くんに訪れることとは?

東京から移り住んだ夫婦が、自然の中で生活していく姿をここちよく時にちょっぴりビターに描く。


〈キャスト〉
原田知世大泉洋森カンナ平岡祐太光石研八木優希中村嘉葎雄渡辺美佐子中村靖日池谷のぶえ余貴美子本多力あがた森魚、大橋のぞみ


監督・脚本;三島有紀子


上映時間;114分



それぞれのエピソードが心に染みて、思っていた以上に楽しめた作品でした。


最後に詳しい前情報もなく観に行ったので、エンディングで忌野清志郎さんの歌声が思いも寄らず流れてびっくり。


どうやら三島監督が矢野顕子with忌野清志郎の楽曲『ひとつだけ』に着想を得て オリジナル脚本を書き下ろしたそう。知らなかったので、作品と歌があっていて曲を聴きながら映画を思い出し素敵だなぁと感じていました。


だからかな、珍しくエンディングが流れてもほとんどの観客が立ち上がらず、静かに歌に聞き入っていました。


なんだか素敵な体験が出来ました。