3月に福島をスタートしたときは、東京には戻って来ないんだろうなぁと思っていました。
それがあれよあれよとオリンピックは開催の方向に。正直、この状況のなか参加するかどうかも悩みました。それでも、参加を決めたのは、聖火ランナーに応募したときの熱い想い、強い想いを思い出したから。
東京都は感染拡大により公道走行は中止になりましたが、点火セレモニーという形で、聖火を繋ぐ役割の一端を担えたことはとても誇らしく思っています。
想像していたより重たいトーチと、大きく燃える聖火の炎に、これまで繋いできたたくさんの人々の想いと希望を繋ぐ重圧感もありましたが、一緒に参加したランナーさんたちとお話したり、一緒に緊張したりしたことも含め、本当に貴重な経験が出来ました。
これで、大きな一区切りの役割を終えましたが、これからも、走ることや仕事を通して、感謝の気持ちを忘れずに、笑顔を与えられるような存在となれるようさらに精進していきたいと思います。