映画『ももへの手紙』

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地元の映画館で観てきました。久々のアニメーション映画、たぶん、劇場で観るのは「もののけ姫」か「千と千鶴の神隠し」以来だと思います。



劇場に着くと、ゴールデンウイーク期間とレディースディーが重なったこともあり、今まで見たこともないぐらいめちゃ混み状態。劇場の外までチケットを求める列が出来ていました。かなり子供連れ多し。ネットでチケット買っといて良かったぁ。席も意外と埋まっていました。子供が多く、場違いかなぁなんて思いましたが、ちらほら年配のご夫婦や私と同じく1人女性もいたりして、ちょっとほっとしました。



久々のアニメーションでなかなか馴染むのに時間がかかりましたが、なかなか良い作品が観れました。



瀬戸内の島々、街並みが丁寧に描かれ、何よりも妖怪達がかわいかった。とくにお気に入りは「マメ」ですね。記憶力がなく、文字もかけなくてとぼけているけど、他の妖怪とすぐに仲良くなったり、最後はたくさんの仲間を集めてももを助けたり、仕草とか表情とか、行動とかとにかくかわいいやつなんです。



ももの父親が天へたどり着くまでの(ももと母いく子の)見守り組としての役を任された3人の妖怪達は、畑の野菜や果物(自分たちの食料として調達)、子供たちの持ち物(筆箱、帽子、かばんに海美ちゃん(島の子で唯一妖怪が見える)のかっぱなど)を盗んできてはももを困らせますが、本当は心の優しい妖怪たちなんです。



夫、父親を亡くした母と子の心の葛藤と絆、そして父親の思いを描いた良き作品になっていました。そして、瀬戸内の島の子供たちの優しさにも胸が熱くなりました。



〈作品情報〉

ストーリー
父を事故で亡くしたももは母親のいく子と共に、いく子が嘗て住んでいた瀬戸内の港町『汐島』に移り住む。ももは生前の父と喧嘩して仲直りができないまま死に別れた。父の死は自分の責任という自責の念から、ももは父が急死した現実を受け入れられず、周りの人ともなかなか打ち解けられずにいた。そんなももの元に、もも・いく子親子の現状を空に伝える使命を受けたイワ・カワ・マメという3匹の妖怪が現れ、半ば強引に家に居着いてしまう・・・・



監督:沖浦啓之

CAST:美山加恋、優香、西田敏行山寺宏一、チョー

主題歌:原由子「ウルワシマホロバ 〜美しき場所〜」


公開:2012年4月7日(先行公開)2012年4月21日

上映時間:120分



後半、後ろの席でチビっ子がばたばた席蹴っていましたが、長くって飽きちゃったのかな。これもアニメーション映画ならではですかね。


エンディングで原由子さんが歌う「ウルワシマホロバ 〜美しき場所〜」もとても良かったです。