マラソンを見始めると目が離せなくなります。やはり、トップランナーはフォームが美しいです。見ているだけで勉強になることはたくさんあります。
フルマラソンの結果は、男子1位が、エチオピアのB.レゲセ選手2時間4分48秒で世界記録には及びませんでしたが、日本国内レースで5分を切る記録は2人目という偉大な記録でのゴールとなりました。日本人では、1位がなんと現役大学生の堀尾謙介選手2時間10分21秒(中央大学)。男子マラソンはどんどん若い選手が出てくる、そしてベテラン勢もまだまだ力衰えず果敢に挑戦している、男子マラソンは明るい未来が待っていますね。
女子が同じくエチオピアのR.アガ選手 2時間20分40秒、日本人1位が初マラソンの 一山麻緒選手(ワコール)2時間24分33秒。一山選手は惜しくも、東京オリンピック選考レースとなるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ9月開催)の参加資格を取れませんでした。男子でも数秒足りずMGCを逃した選手もいました。
男子は注目の大迫選手が29km付近で棄権したり、途中まで日本人1位で引っ張っていた佐藤選手が遅れるなど、なかなか波乱のレースとなりました。
トップランナーがその身を削りながら、出せる力をもって走り続ける。何ヵ月もかけて目標レースまで厳しい練習を積み重ね、例え当日までの調整が上手くいっても、その日の体調、どうにもならない気象条件、どんなに期待されていても絶対に勝てると言えない、マラソンとは本当に難しいスポーツであると改めて感じたレースとなりました。