映画『先生と迷い猫』


勉強会の帰りに観てきました。観たい映画が何本か重なっていたので、今日は強行突破スケジュールです。

いやぁ〜良かったです!ちょっと笑えたり、涙したり、癒し系のゆったりした作品には珍しく引き込まれて観てしまいました。途中でだれたり、飽きたりしなかったのは、登場人物1人1人が丁寧に描かれていたからではないでしょうか。そして、主人公の校長先生を演じたイッセー尾形さんが素晴らしい。なぜか彼が画面に映るとなんかやってくれそうな気がするんですよね。彼独特の味というか、個性というか、雰囲気というか、なんだか好きです。

ゆったり癒し系、テンション一定のよくある日本映画かと思っていましたが、ものすごく期待を裏切ってくれた作品でした。


《作品情報》

ストーリー
妻に先立たれて独り暮らしを送る森衣恭一(イッセー尾形)は、学校を定年退職した元校長先生。そのカタブツで偏屈な人柄のため、近所では浮いた存在だ。訪ねてくるのは、亡き妻が餌を与えて可愛がっていた三毛猫のミイくらい。猫が嫌いな校長先生は、なんとか追い払おうとするが、ミイはどんなに追っ払っても毎日やってきて、妻の仏壇の前に座り続けていた。ところがある日突然、その姿が見えなくなる。そうなるとなぜか心配になり、探し始めたところ、自分の他にもミイを探している人たちがいたことが判明。みんな、ミイに餌をやって語りかけることで、どこか救われていた人たちだった。彼らと関わってゆくうちに、頑なだった先生の心も変わってゆく……。ミイの存在が思い出させる妻のこと。忘れてしまわねばならないと思っていたこと。失くしてからでは伝えられないこと……。やがて、必死でミイを探していた校長先生に、小さな奇跡が起きる……。

〈キャスト〉
イッセー尾形染谷将太北乃きいピエール瀧嶋田久作佐々木すみ江カンニング竹山久保田紗友もたいまさこ、岸本加世子
ドロップ(三毛猫)

〈監督〉深川栄洋〈脚本〉小林弘利

〈原案〉「迷子のミーちゃん〜地域猫と商店街再生のものがたり〜」木附千晶(扶桑社・刊)

〈映画公開日〉2015年10月10日

〈上映時間〉107分

〈鑑賞劇場〉イオンシネマ新百合ヶ丘19:05の回