実はこのクールは、途中で見るのを止めてしまった作品が多くて、最後まで見ていた作品が7作品とドラマ好きとしてはちょっと寂しい期間でした。最後まで楽しめた作品は次の7作品です。
NHK総合 夜ドラ『わたしの一番最悪なともだち』
放送期間∶2023年8月21日 - 10月12日
放送時間∶月曜 - 木曜 22:45 - 23:00
出演
蒔田彩珠、髙石あかり、高杉真宙、倉悠貴、サーヤ(ラランド)、久間田琳加、井頭愛海、紺野まひる、マギー、倉科カナ、原田泰造、市川実日子
就職活動で連戦連敗中の大学4年生・笠松ほたるには、ある“天敵”がいる。小中高も一緒、そして、今も家の近くに住んでいる同級生の鍵谷美晴(かぎや・みはる)、そのひとだ。クラスのもめ事にも正論で返し、さまざまなアクシデントも創意工夫で乗り越える。いつも自分の前でまぶしいスポットライトを浴び続ける存在。そんな幼なじみのキャラで自分を装い、入社試験に臨んだとしたら・・・「わたしにとってこんな自分だったらいいのには、鍵谷美晴だった」美晴の個性を自分のものとして偽り、提出したエントリーシートは、なんと通過。どう受け止めたら良いのかわからぬまま、次の面接、次の面接と、笑顔で嘘をつき続けていく・・・。
15分という短い枠でも、しっかりしたストーリーと気になる展開にどっぷりハマってしまいました。NHKのドラマ作りの丁寧さを感じます。蒔田彩珠さんの苦悩する若者の役どころはさすがです。良き作品でした。夏クールで1番の作品です
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テレビ朝日系日曜10時枠『何曜日に生まれたの』
放送期間∶2023年8月6日 - 10月8日
放送時間∶日曜 22:00 - 22:54
出演者
飯豊まりえ、溝端淳平、井上祐貴、YU、若月佑美、片山友希、濱正悟、白石聖、早見あかり、シシド・カフカ、陣内孝則
高校時代、オートバイ事故をきっかけに引きこもりになった黒目すい。ある日、売れない漫画家であるすいの父・丈治は、人気ライトノベル作家・公文竜炎とのコラボ漫画を描くことになる。そして、その主人公のモデルに指名されたのがすいであった。この依頼を受けることにしたすいは、高校の同窓会をきっかけに、元サッカー部の旧友たちと再会する。そして、10年前の事故の真相が明らかになっていく…
野島伸司氏の脚本作品。何故かグイグイと引き込まれ、意外と毎週楽しみに見ていました。
日本テレビ系列水曜ドラマ『こっち向いてよ向井くん』
放送期間∶2023年7月12日 - 9月13日
放送時間∶水曜 22:00 - 23:00
出演
赤楚衛二、生田絵梨花、岡山天音、藤原さくら、森脇健児、内藤秀一郎、上地春奈、岩井拳士朗、若林時英、財前直見、市原隼人、波瑠
「FEEL YOUNG」(祥伝社)にて連載中のねむようこによる同名漫画が原作のラブストーリー。都内のTシャツメーカーで働く向井(赤楚)は、雰囲気も性格も良く仕事もできる“いい男”なのに、気付けば10年恋をしていない。そんな“恋愛迷子”の向井が久しぶりの恋に挑む。
男性目線での恋愛もの、女性と男性の感覚の違いなど向井くんと関わる女性たちとのやり取りの歯がゆさといい、いい人すぎるところといい、意外と楽しめた。珍しくメインではない波瑠さんとの絡みも良かったですね。
放送期間∶2023年7月7日 - 9月1日
放送時間∶金曜 23:15 - 翌0:15
出演
生田斗真、土屋太鳳、小澤征悦、シシド・カフカ、浜野謙太、成海璃子、桐山漣、馬場徹、若松力、矢柴俊博、出合正幸、藤澤恵麻、松平健、宅麻伸、片岡鶴太郎、高橋克典、向井理
リチャード・ウー、コウノコウジによる同名漫画をドラマ化。強い正義感を持つ警視庁捜査一課のエース・台場陣が、巨悪に挑む物語。陣は法で裁けない犯人を殺害してしまった過去を隠してきた。そんなある日、頭脳明晰で冷淡な警視正に知られてしまい、半強制的に「奴隷」としてこき使われることになる。
三池崇史監督が参加しているのも目玉でしたが、生田斗真さん、こういう感じの役どころはピッタリですね。それぞれの人物像や関係性が途中からこんがらがって良くわからなくなったり、登場人物がハチャメチャだったり、何故か最後まで見入ってしまいました。
テレビ朝日系列火曜9時枠『シッコウ!!〜犬と私と執行官〜』
放送期間∶2023年7月4日 - 9月12日
放送時間∶火曜 21:00 - 21:54
出演
伊藤沙莉、中島健人(Sexy Zone)、笠松将、ファーストサマーウイカ、六角精児、菅原大吉、駒井蓮、皆藤空良、中川紅葉、モロ師岡、宮崎美子板谷由夏、渡辺いっけい、勝村政信、織田裕二
裁判所で出された結論が実現されない場合に、それを強制的に実行する執行官を支える執行補助者・吉野ひかり(伊藤沙莉)の活躍を描く痛快お仕事コメディー。上京し憧れのペット関連の仕事に就いたひかりだが、会社は倒産。職を失ったひかりは、執行官・小原樹(織田裕二)にある能力を買われ、執行補助者となる。
伊藤沙莉さん主演で楽しみにしていた作品。織田裕二さんが脇役で出演することが話題になりましたが、いざドラマが始まって見ると、なんだか織田さんがメインのような印象を受けることが多く感じました。何かしらの忖度なのかしら。伊藤沙莉さんの活躍が見たいのに!という期待から大きく外れたのは本当に残念。演出や音楽の使い方もこれぞテレ朝という古臭さセンスのなさがさらに残念感を強めていました。それでもストーリーが不快ではなかったので最後まで見てしまったんですけどね。
テレビ東京系列ドラマ25『晩酌の流儀2』
放送期間∶2023年7月8日 - 9月23日
放送時間∶土曜 0:52 - 1:23(金曜深夜)
出演
栗山千明、武田航平、辻凪子、馬場裕之(ロバート)、おかやまはじめ、ミスターちん
お酒をおいしく飲むことをひたすら追求していく一人の女性の姿を描く。不動産会社の営業として働く美幸(栗山)は、“1日の終わりにお酒をいかにおいしく飲むことができるか”を考え、仕事以外の時間の全てをお酒のために費やしていく。
安定のシリーズ2作目。栗山さん演じる美幸と不動産会社の同僚たちとの定番のやり取りも楽しみの1つ。栗山さんが豪快に飲んで食べるシーンはスカッとします。
フジテレビ系列月曜22時枠『転職の魔王様』
放送期間∶2023年7月17日 - 9月25日
放送時間∶月曜 22:00 - 22:54
出演
成田凌、小芝風花、山口紗弥加、藤原大祐、おいでやす小田、前田公輝、井上翔太、井本彩花、石田ゆり子
新卒入社した大手広告代理店でパワハラに遭い退職してしまった主人公の女性が、叔母が経営する人材派遣会社で出会った不躾な凄腕キャリアアドバイザーに戸惑いつつも、やがてその人材派遣会社に入社し、彼との転職希望者たちへの対応を通して人間的に成長していく様子を描く。
小芝風花さんは前作よりも今作の弱々しい感じの女性がピッタリですね。可もなく不可もなくで、ちょっと流し見になってしまいました。
夏のクールは、池井戸潤原作の『ハヤブサ消防団』や堺雅人さん主演のTBS日曜劇場の『VIVANT』(ヴィヴァン)など超話題作がありましたが、どれも途中で視聴を脱落してしまいました。