映画『青春18×2 君へと続く道』

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先週末に観た映画3本目。もはやかなりのリピーターです。

藤井道人監督の優しい作風が好きです。細部に渡る丁寧な表現、例えば台湾と日本で映像の色の使い方を変えていたり、場面転換も過去の記憶と現代をリンクさせたり、違和感がなくスムーズにストーリーが展開していきます。それが観ていて心地よい。そして、しっかり作品の世界に観客を連れて行ってくれる。

私個人としては、1つの作品としての終わらせ方というのはとても大切だと思っていて、この作品は原作がありますが、きちんと一つの作品としてストーリーを主人公の想いを完結してくれている。

そういう意味でも、ラストカットは素晴らしく、このラストしかないと言えるほど最高のシーンでした。

 

作品の中のいろいろな場面やエピソードがちょっとずつ心に響いて、後半の流れに大きく影響し、最後には私の感情も大きく大きく揺さぶられました。

 

とても素晴らしい作品に出会えたことに感謝です。

 

もう少し、この作品の世界を、素敵な時間を大きなスクリーンで楽しみたいと思っています。

 

《作品情報》

ストーリー

始まりは18年前の台湾―― 高校生・ジミーのバイト先に現れた日本から来た4つ年上のバックパッカー・アミ。 ひと夏を同じ店で働き過ごすことになった2人だったが、次第にジミーはアミに淡い恋心を抱いていく。 夜道をバイクで2人乗りしたり、映画を観に行ったり、2人の距離は縮まっていったが、突然、アミが日本へ帰ることに。気持ちの整理がつかないジミーに、アミは“ひとつの約束”を提案する。

時が経ち現在。あるきっかけで久々に実家を訪れたジミーは、日本に戻ったアミから18年前に届いたハガキを見つける。 初恋の記憶がよみがえったジミーは、過去と向き合い、今を見つめるため、日本で初めてのひとり旅へ。アミとの思い出の曲を聞きながら列車に乗り、ジミーが向かうのは彼女の故郷。ジミーはアミとの再会を果たせるのか――。

 

監督 : 藤井道人
脚本 : 藤井道人
           林田浩川

原作 : ジミー・ライ

青春18×2 日本慢車流浪記』  

製作総指揮 : チャン・チェン


出演
シュー・グァンハン
清原果耶
ジョセフ・チャン
道枝駿佑
黒木華
松重豊
黒木瞳

 

音楽
大間々昂

主題歌/挿入歌
Mr.Children「記憶の旅人」

 

公開日:2024年05月03日
上映時間:123分
配給:ハピネットファントム・スタジオ

 

《劇場鑑賞日》

2024年5月19日(日)

 


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