映画『碁盤斬り』舞台挨拶中継付き上映

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先週末に観た映画2本目はこちら。

草薙剛さんを主演に迎えた白石監督初の時代劇作品。作品自体も期待していましたが、何よりも草薙さんの娘役で清原果耶さんが出演しているのを楽しみに公開を待ちわびていました。

鑑賞日は公開2日目、舞台挨拶のライブ中継付の上映ということで早々とチケットを取って楽しみにしていましたが、残念ながら清原さんは舞台挨拶には登壇せず(昨日の初日舞台挨拶には参加されていました)。清原さんのお話が聞けるのを楽しみにしていたので、ちょっとショックでしたが、登壇した出演者の皆さんの和気あいあいとした楽しいお話が聞けたので、これはこれでとても良かったです。

 

作品は、とにかく草薙さんの演技が素晴らしく、そして、娘役の清原果耶さんは、凛とした美しさが際立っていて、そこに父想いの芯の強い女性を体現、とっても良かったです。

作品の完成度も高くとても素晴らしい、この作品は映画館で是非観てほしい。

 

草薙さんの役が憑依した演技、それが舞台挨拶でのいつもの明るい草薙さんとのギャップが凄すぎて。スクリーンの中にいる人物は、役者草薙剛ではなく、紛れもなく柳田格之進その人でした。他の作品でもそうですが、この人は凄いなぁと改めて思いつつ、感情が高ぶるシーンを見ていると何だか清原さんと通づるものがあるなぁとふと思ってしまいました。以前聞いた『役を生きる』という言葉を思い出し、お二人とも誠実に役と向き合い、その作品の中で懸命に生きているのだなと感じました。だからこそ、お二人の演技は観ているものの心を揺さぶるのだと思います。

 

とにかく、キャストもストーリーも音楽もすべて良し。時代劇は苦手でしたが、そんなことを超越した最高に素晴らしい作品でした。

 

《作品情報》

ストーリー

浪人・柳田格之進は身に覚えのない罪をきせられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われ、 娘の絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らしている。 しかし、かねてから嗜む囲碁にもその実直な人柄が表れ、嘘偽りない勝負を心掛けている。 ある日、旧知の藩士により、悲劇の冤罪事件の真相を知らされた格之進と絹は、復讐を決意する。 絹は仇討ち決行のために、自らが犠牲になる道を選び……。父と娘の、誇りをかけた闘いが始まる!

 

監督: 白石和彌
脚本: 加藤正人


出演:
草彅剛
清原果耶
中川大志
奥野瑛太
音尾琢真
市村正親
立川談慶
中村優子
斎藤工
小泉今日子
國村隼

 

 

公開日:2024年05月17日
上映時間:129分
配給:キノフィルムズ

 

《劇場鑑賞日》

2024年5月18日(土) 11:00〜


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舞台挨拶は30分ほど。

途中、楽屋で話しているのではというぐらいフランクに、皆さん和気あいあいと話されていました。そのやり取りに観客席にも笑いが絶えませんでした。


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後半で公認の撮影タイムを設けてくれていましたが、予想していなかったので、カメラの起動に手間取ってしまい上手く撮影できなかったのが悔やまれます。数少ない写真のうちのベストショットです。

 

近日中に、もう一度観に行く予定です。ストーリーは頭に入っているので、次は細部までじっくり見落とすところがないように見てきます。