だいぶ怠けてしまいました。まとめてありましたが、思い腰をやっと上げました。以下、5月頃にまとめた原文そのままアップします。
もうほぼ忘れていますが、大会後すぐにメモを残しておいたので、その記録を頼りにレポを残します。
3年ぶりのフルマラソンは、初の関西エリアの大会。このコースを選んだ理由は、モンスターブリッジに挑戦したかったからです。
1週間前から大会日が雨になったり曇になったり晴れにかわったりと天候が変動ぎみで天気予報に一喜一憂しながら心配していましたが、当日は見事な快晴でした。しかも、2月の大会で極寒を覚悟していたのに、スタート時の気温10℃、最高15℃という暖かさ、最高なマラソン日和。
岸和田に前泊していたので、ホテルから会場まで電車移動し、9:08にスタート会場のある浜寺公園駅に到着。
会場に到着し、健康管理シートの提出、着替えまでは順調な流れだったのに、荷物預けの場所がわからず迷ってしまい、かなり歩き回ってしまいました。当日の動線の確認は前もっとしっかりしておかないといけませんね。
10:00から整列開始。指定されたCブロックエリアへ向かいます。
そして、10:30。久しぶりのフルマラソンがスタート。スタートは、フルマラソンと20.4kmのチャレンジランの同時スタートでした。
Cブロック(私の中ではまあまあ速いペースのブロックと思っていた)だし、制限時間が5時間ということを考えて、私にしては少しペース速めの入り。あとから確認すると5分後半で走っていたようで、練習では、ずっと7分8分のゆっくりペースでしか走っていなかったので、ちょっと無理をしていました。
しかも、ホテルの朝ごはんが美味しくてたっぷり食べてしまい、久しぶりのハイペースランも相まって、途中、気持ちが悪くなる始末。
さらに、ハイペースに心肺機能がついていかず、10 km過ぎまで苦しい走りが続きました。
我慢の走りの中、12·13kmぐらいから、少し呼吸が楽に。
フルマラソンでいつも問題になるのがトイレ問題。スタート直前に済ませていましたが、やはり途中からお腹の張りが気になったので、走りは快調でしたが、岸和田駅付近を通り越し22〜23 kmあたりでトイレへ寄りました。個人的に、結構、トイレに時間がかかる方なので、仕方ありませんが、ここで、かなりのタイムロス。
トイレから戻ると、周りを走るランナーさんはゆっくりペースのグループになっていました。
タイムロスを取り戻すべく、スピードを上げたいところでしたが、周りに惑わされず自分のペースを守ることで脚の疲労を極力少なくする走りを徹底。
久しぶりのフルマラソン、序盤から感じていたことは、とにかく、1kmごとの看板がなかなかに遠いこと。そうそう、フルマラソンってこんな感じ、果てしなく長く感じるんだよなぁと久しぶりのフルマラソンを噛み締めて走っていました。
28、9km付近。走りは一定し気持ちに余裕があった区間でした。とにかく調子に乗って飛びださないことだけ考えていました。
そして、いよいよこのコース最難関のモンスターブリッジ(田尻スカイブリッジ、泉南マリンブリッジ)が見えてきました。たぶん、33km付近あたり。
初めの登りはまだ余裕があり、応援にも笑顔で返せるし、脚も動いていました。
しかし、この後がキツかった。なだらかに2つめのブリッジが続きます。さらに、その先の折り返しまでが果てしなく長いこと。そして、折り返すと言うことは、もう一度モンスターブリッジを走らねばなりません。
どこまで走っても、折り返しが見えてこない。たぶん距離的にはさほど長くないんでしょうが、30km過ぎて一番キツイ時のブリッジのアップダウンのダメージが大きく、脚が重たく身体が思うように動いてくれない。何度も心が折れそうになりました。
やっと、本当にやっと折り返し地点に到達。でも、身体は動かぬまま、このあと、もう一度モンスターブリッジが待ち受けると思うと、脚も呼吸も精神的にもかなりキツイ。
走ってきた道を戻る中、徐々にモンスターブリッジの坂道が見えてくる。でも、まだまだかなり先。本当に苦しい区間でした。
そして、やっと2度目のモンスターブリッジへ。行きとは違い余裕なし!歯を食いしばり、顔を歪めながら、なんとか走り続けました。
2本目のブリッジを登りきり、下りに入ると気持ちも楽になったのか少しだけペースアップ。
平地に入り、よしラストスパートだ!と残りの力を振り絞りましたが、まだ、先は長かった。残り3km、残り2km、それでもペースは落とさず歯を食いしばる。
早めのスパートに、脚が限界に近づいていたのか、一度、右太もも裏がピクつき出したので、無理に走り続けず、一旦、止まってしゃがみこみリセットをかけ、一呼吸入れて、すぐにラン再開。そんな我慢の走りを続けていると見えてきました!りんくうタウンの観覧車です。ゴールはもうすぐです。
残り数kmになったとき、苦しい走りでしたが不思議と『早く終わってくれ!』ではなく『もう終わってしまうのか』と寂しい気持ちに襲われました。そんな気持ちを抱えながら、残りの力を振り絞り、やっとフィニッシュゲートが見えてきました。最後は両手を上げてゴール!久しぶりに走ったフルマラソンは、長い長い42.195kmでした。
長く苦しかったけれど、走れることの楽しさを身体全体で感じられた、そんな大会になりました。
走り終わって感無量だったけど、すでに脚はバリバリ。周りのランナーさんも産まれたての子鹿状態。恐るべしモンスターブリッジ。だけど、戦いがいのあるコースでした。
フルマラソンの大会に参加できたこと、無事に走り切れたこと、すべてに感謝です。
大会開催に関わったすべての皆様のご尽力と地元地域の皆様の熱い応援に深く感謝致します。ありがとうございました。
《大会の感想》
2つのブリッジを要するモンスターブリッジ(一番キツイ33km付近から往復するため計4度の橋越え)が最難関だが、あとは平坦でストレートコースが長い、折り返しなどが少ない走りやすいコース。
制限時間5時間と一般のランナーには厳しい条件だが、その分、走りがいがある。
沿道の応援がとても素晴らしく、だんじり太鼓、チア、ブラスバンドなど出し物の応援もすごく良かった!沿道の人の応援も途切れることがないくらい。
難点は、給水が8か所と少なく、次の給水までが遠くて、設置区間も一定していないところ。
個人的には、モンスターブリッジを越えて折り返し手前の給水以降、帰りのモンスターブリッジを越えるまで給水がなかったのには堪えた。
フルマラソンの大会にしては珍しく給食はなし。自分でエネルギージェルなどの準備が必要。
ちなみに、ゴール後の食料の配布もない。500mlの水をいただけるのみ。
こうしてまとめてみると、ガチで走りたい人向けの大会かな。
私の勘違いだったのだが、コース図を見て、ずっと海沿いを走れると思っていた。だから、モンスターブリッジまでは海が見えなかったのが残念だった。
《今大会のエネルギー補給戦略》
エネルギー補給〉
エネルギージェルを10kmごと計3回摂取
(最後の40km付近では、補給どころではなく摂取しなかった)
脚つり予防〉
『2RUN』を利用
スタート前、15km、30kmの計3回
→計3回だが、気温が高かったので、前倒しで、2回目以降は、10km、25kmの補給へ変更。おかげで一時大腿がピクつき怪しかったが、レース中の大腿のつりはなく最後まで走れました。
帰りは物産展で焼きそばを遅めの昼食に。大変、美味しくいただきました。
浜寺公園のスタート地点です。
スタート地点でブラスバンドの演奏がありました。
フルマラソンコース
浜寺公園(スタート)→旧国道26号(大浜中町折返し)→国道481号→泉佐野岩出線(樽井浜口交差点折返し)→りんくう公園(フィニッシュ)
泉州地域の9市4町が共催している。堺市、高石市、和泉市、泉大津市、岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉南市、阪南市、忠岡町、熊取町、田尻町、岬町。これだけの地域を駆け抜けます。
関門&給水ポイント
行きのモンスターブリッジです。この辺りはまだ余裕あり。初のモンスターブリッジにウキウキしていた頃です。
帰りのモンスターブリッジ。登る前からもうバテバテでした。
ゴール後に撮影したコース。この写真左側にりんくうタウンの観覧車があります。
この観覧車が見えるともうゴールは近い。
もうすぐフィニッシュゲート。
この数年間、大規模なフルマラソンの大会を走れる日を心待ちにしていました。そして、久しぶりのフルマラソン。しかも5時間制限です。完走できるのか不安でしたが、無事に走りきれました。長い1日でしたが、とても充実した1日となりました。