戯曲本『ジャンヌ・ダルク』

舞台『ジャンヌ・ダルク』配信のお話と合わせて、こちらの情報も。

戯曲本は公演時に購入しました。

公演プログラムは速攻で購入していましたが、戯曲本は、どうしようか迷っていて悩んだ末に大阪公演の時に購入しました。

馴染のない方には、『戯曲』とはわかりにくい言葉ですが、台詞やト書きを中心に書かれた文学作品のことを言います。つまり、文学のジャンルの一つとしての扱いになるそうです。だから、上演、上映されなくてもこれだけで作品として評価されます。

似ている表現に『脚本』と『台本』がありますが、細かな違いはありますが、こちらはほぼ同じ意味合いで、上演、上映を目的として、基本的にはセリフとト書き(セリフ以外の指示)で構成されます。だから、上演、上映されて初めて作品になるものです。

 

今回、初めて戯曲本を手にしましたが、事細かにセリフ、場面の転換など書かれていて、読んでいると舞台で観てきた情景を思い起こすことができます。

舞台を何度も観ていても、残念ながら時間の経過とともに記憶は薄れていき曖昧になってしまいます。しかし、この戯曲本のおかげで、舞台での実際の演者さんの動きや間合いの取り方、セリフの強弱など、細かく思い出すことができます。なかなか良いです。

 

今回は2023年バージョンに中島かずき氏が書き直したもの。だいたい舞台の流れと同じですが、最後の締め括り方がちょっと違います。これはこれで、『最後はこうだったよなぁ』なんて思い返せて楽しいです。

 

しばらく映像として見ることができないので、時々、取り出しては読んで楽しんでいます。

 


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中に、中島かずき氏のサイン入りです。


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帯に書かれた言葉。後半の重要なシーンを思い返しながら、この言葉の重さを改めて感じでいます。