先週末は注目作品が目白押しで、映画館に毎日通っていました。週末に見た1本目が公開初日のこの作品。
石原さとみさんの渾身の演技は一見の価値あり。ただ、私はこの監督の作品はあまり好きではないことがこの作品を見てはっきりしました。絶望も救いもない結末、たとえ現実がこんな世界であったとしても、作品自体から私自身が感じとれるものがなく、残念ながら心を揺さぶられるような感情は出てこなかったです。期待していただけに本当に残念でした。
《作品情報》
ストーリー
とある街で起きた幼女の失踪事件。あらゆる手を尽くすも、見つからないまま 3 ヶ月が過ぎていた。 娘・美羽の帰りを待ち続けるも少しずつ世間の関心が薄れていくことに焦る母・沙織里は、 夫・豊との温度差から、夫婦喧嘩が絶えない。 唯一取材を続けてくれる地元テレビ局の記者・砂田を頼る日々だった。 そんな中、娘の失踪時、沙織里が推しのアイドルのライブに足を運んでいたことが知られると、 ネット上で“育児放棄の母”と誹謗中傷の標的となってしまう。 世の中に溢れる欺瞞や好奇の目に晒され続けたことで沙織里の言動は次第に過剰になり、 いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じてしまうほど、心を失くしていく。 一方、砂田には局上層部の意向で視聴率獲得の為に、 沙織里や、沙織里の弟・圭吾に対する世間の関心を煽るような取材の指示が下ってしまう。 それでも沙織里は「ただただ、娘に会いたい」という一心で、世の中にすがり続ける。 その先にある、光に———
監督·脚本〉 吉田恵輔
キャスト〉
石原さとみ
青木崇高
森優作
有
小松和重
細川岳
カトウシンスケ
山本直寛
柳憂怜
美保純
中村倫也
上映日:2024年05月17日
上映時間:119分
劇場鑑賞日
2024年5月17日(金) レイトショーで鑑賞