7月の初旬に、急遽告知開催されたロングラン御礼舞台挨拶。確か開催の数日前の告知だったように思います。
しかも、チケットぴあなどからの販売ではなく、開催されるTOHOシネマズ 日比谷での販売のみ。深夜0時の販売開始から数分で完売したみたいです。超プラチナチケットでした。
私はなんとかチケットをゲット。無事に舞台挨拶に行ってきました。まさかまさかの2回目の舞台挨拶に大感激。清原果耶さんも藤井監督も公開2か月後の舞台挨拶は初めてとのことでした。
登壇されたのは、藤井直人監督と清原果耶さん。
今回は、映画本編が終了後の舞台挨拶でした。
MCの男性が進行を努め、大半は来場者からの質問に対する受け答え。質問は挙手制で、若い方がガンガン手を挙げていましたが、私は勇気が出ず最後まで挙手できなかったなぁ。席がちょうど中段にある通路の後方席エリアの最前列で挙手したら目立ったろうけど、やっぱり無理でした。
清原果耶さんは、公開時よりも1つ1つの質問に穏やかにお話されていて、質問された若い方に対してもですが、質問者と清原さんのやり取りをなんだかお母さんになったような気分で見守っていました。
中には、台湾からこの日のために来日した方もいて(質問されていた)、作品にも清原さんにも、たくさんのファンがいることに、私自身も嬉しくなってしまいました。
藤井監督が、どなたの質問を受けるか決めるのを躊躇っていましたが、それ以上に清原果耶さんが質問者を決めるのを振られ、ドギマギしている清原さんが微笑ましくって···。
もう、終始、顔が嬉しくてニヤニヤしてしまい緩みっぱなしでした。
とっても素敵な時間を過ごすことができました。
《イベント情報》
『青春18×2 君へと続く道』ロングラン御礼舞台挨拶
開催日時: 2024年7月5日(金)
実施劇場:TOHOシネマズ日比谷
18:30の回上映後にキャスト舞台挨拶を実施。
登壇者:清原果耶、藤井道人監督
舞台挨拶の会場は、TOHOシネマズ日比谷のスクリーン12。
実はTOHOシネマズ日比谷はちょっと曲者で、スクリーン1〜11とスクリーン12·13は場所が異なります。今回会場となったスクリーン12は、東京宝塚ビルになります。
場所が違うことで、間違えたらいけないと焦りながら、会場までのアクセス方法、最寄り駅を調べていたら、ふと、思い出しました。宝塚?、日比谷?、あの宝塚劇場かな!
そうです、よく通っていた劇場のシアタークリエの前のビルが東京宝塚ビルでした。そして、まんま、シアタークリエ前がTOHOシネマズ日比谷の入口でした。思い出したおかげで、日比谷駅から迷わず行くことができました。
行きは明るかったので。この右手には帝国ホテルがあります。何度も通った行き慣れた道でした。
東京宝塚ビルの地下、TOHOシネマズ日比谷のスクリーン12へ。
スクリーン12。舞台挨拶がよく行われるスクリーン。それだけにスクリーンも大きく音響も素晴らしかったです。舞台挨拶中は撮影禁止のため、終了後に撮影しました。
《ロングラン御礼舞台挨拶レポート 公式ホームページより》
5月3日の公開から2か月以上も上映が続き、公開9週目となった今でも、「宝物のような映画になった」「胸がギュッと締め付けられる」「映画館でこんなに泣いたのは久しぶり」など鑑賞後の満足度・評価が依然として高く、上半期のベスト映画に選ぶ人が続出中。ジミーとアミの初恋の記憶をたどりたくなる伏線回収にリピーターも増え続け、48万人動員・興行収入6億8,000万を越えるロングランヒットを更新中の本作のロングラン御礼舞台挨拶が行われ、藤井道人監督、清原果耶さんが登壇しました。
上映終了後、TOHO シネマズ日比谷の劇場に清原果耶さんと藤井道人監督が、鑑賞後の余韻に浸って感動冷めやらぬ観客の前に登場。涙を拭っている観客に向けて清原さんは「楽しんでいただけましたか?」と問いかけ、盛大な拍手で観客が応えた。続けて「公開から2か月たって舞台挨拶をさせていただくことがないので、ドキドキしています。こんなにも長く長く、愛される映画に出演させていただけて幸せです。役者にとって励みになります。女優という仕事を、今までやってきてよかったな。この映画を通して皆さんから愛をもらいました。」と感謝を伝えた。藤井監督も「2か月ぶりの東京での舞台挨拶なので、緊張してます。」と挨拶。映画公開から9週目、2か月以上がたったタイミングでの“異例”の舞台挨拶にそれぞれ喜びと緊張を滲ませた。監督は「自分の監督人生の第二章として、海を越えて(台湾でも)映画を撮って、それがこれだけの人に愛されるなんて。論理的に考えて、分析できることじゃない気がするんですよね。皆さんが見てくださった人生と、たまたま映画がいいタイミングで出会えたんだと思います」と語った。
リピーターが多い本作にちなみ、清原さんと藤井監督が「青春18×(かける)??」と呼びかけ、観客に同映画を観た回数を答えてもらう“コール&レスポンス”に挑戦。客席からは「3回」、「10回」、「18回!」と声があがり、二人が目を丸くする場面も。
また、本作のプロモーションや映画祭で、香港・台湾・韓国へ訪れた感想を聞かれた清原さんは「熱量がすごかったです。本当に映画を楽しみに待っていてくださったのが伝わってきました」とコメント。監督も「歓声や拍手など、大きなパッションで迎えてもらいました。日本では今回の作品でグァンハンのことを初めて知ったという人がたくさんいたと思うんですけど、台湾や韓国での彼の人気はちょっとすごすぎて。本当に大スターなんだなというのを現地に行って知りました」と、笑顔で答えた。
その後は、観客からの質問に二人が答えるQAを実施。「台湾から来ました!」という熱烈なファンからの質問など、多数の質問に時間が許す限り熱心に回答、和やかなイベントとなった。
劇中のお気に入りの衣装を聞かれた清原さんは「わたし、一つあるんです!ワイドパンツのデニムと花柄のTシャツです!ランタンのシーンで着てます。アミはバックパッカーなので衣装の数が多くない中で、コーデとしてすごく好きでした。」と回答。続けて、思い出に残っている風景として、清原さんは「ジミーとアミが二人で展望台から眺めた景色です。本当に開けてキレイでした」と回答。映画公開後、その展望台に“ジミー&アミの展望台”という名前がつき、“聖地化”しているエピソードも披露した。
劇中の名場面の一つ、電車の中で「ミスチル聞く?」とジミーとアミがイヤホンを分け合ってMr.Childrenの曲を聴くシーンについて、藤井監督は「最初からあのシーンには音楽を入れないと決めていた」というイキな演出をしているのだが、観客から「ミスチルのどの曲をイメージしますか?」という質問が。清原さんは「私は主題歌の『記憶の旅人』」、藤井監督は「めちゃくちゃ、ミスチル世代なので『くるみ』」と答えた。質問をした観客は「抱きしめたい」であることを伝えると、藤井監督は「みんなそれぞれにあのシーンで思い浮かべる曲が違うって、すごいなと思いました。」とコメント。
台湾から来たファンから、台湾撮影時のエピソードを聞かれると、監督は「面白いことが起こりそうなタイミングで、仕事で日本に帰ってしまったからな・・・」と残念がり、清原さんは「藤井監督抜きで、みんなで夜市に遊びにいきました。臭豆腐も食べましたと。」お茶目に答えた。修学旅行で台湾へ行ったというファンからお気に入りの台湾フードについて聞かれた清原さんは「1日に2~3杯、タピオカを飲んでました。台湾はお茶がおいしいので、お水かわりに、カラオケ神戸の部屋で毎日飲んでました。ダンピンという台湾の朝ごはんを10回以上は食べました!」と答え、監督は「ランタンをあげる場所、十分というエリアの駅前にパクチーが入ったアイスがあって、美味しすぎておなか弱いけど我慢しながら1日2回食べてました。」と振り返った。
「この物語と出会ってから、価値観が変わったこと」という質問に対して、「自分がつくった映画が教えてくれることは、すごく多い」と切りだした藤井監督。「この映画をつくってから、たくさんの出会ってきた人、別れてきた人が教えてくれたものを大事にしようと思いました。どうしても忙しいと忘れてしまうし、必要か、不必要かで生活を選んでしまう瞬間がある。不必要なものはないんだなと、自分の映画を通して学んだ」と熱を込めた。清原さんは「生きていたら楽しいこと、幸せなことばかりではない。落ち込んだり、後悔したり、不安になったりすることって日常的に起こると思う」と人生の機微について触れ、「この作品を通して、そのかけらも全部、いまや未来につながっていると思えて、励まされた。全部に意味はあるし、諦めないでこれからも生きていこうと思いました」と真摯に回答。
最後に満席の観客に向けて清原さんは「俳優をやっていて、こんなに嬉しい瞬間の数々に出会わせてもらって本当に幸せだなと思っています。公開から2か月たって藤井監督と舞台挨拶ができて、みなさんに出会えたことすごくうれしく思います。これからも藤井監督とご一緒させていただけるように役者として日々努力します。まだまだこの作品が多くの方に届くことを願ってます。みなさんの心の中でこの作品を温め続けてくださると嬉しいです。」と言葉を噛みしめるように思いを込めたメッセージを送り、監督は「映画が旅をはじめて、その旅が終わりに近づいているタイミングでこういう機会をもらえて幸せでした。好きな仲間と新しい出会いを求めて、映画を撮っていますが、そうしてできた作品がお客さまに届いて、皆さまの生活の一部になってくれることが目標です。みなさまの生活の一部に映画があることを祈って、これからも頑張ります。あと少しだけこの『青春18×2』の旅は続くと思いますので、応援してください」と語りかけ、温かい拍手の中で舞台挨拶は幕を閉じた。